サッカー・アジアカップの反日問題

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Re: 違いとか:乱射線

投稿者: relrelhash 投稿日時: 2006/10/20 23:29 投稿番号: [21014 / 21882]
なぜあれだけ友好的だった関係がこれほどまでに
冷え込んでしまったんだろう?

一つには、国際環境が変化したからだと思う。

それに応じて、中国の外交戦略も変化した。
中国自身も変化したし。

戦後の国際社会は、冷戦構造が続いていた。
中国共産党にとってはアメリカ帝国主義は存亡をかけた敵だった。
次いで、ソ連帝国主義がアメリカ以上の敵になった。

中国は第三世界をバックにして国際社会での発言力を強め
対抗する戦略をとった。

その戦略のために、自由主義陣営に属する
日本やフランスも利用しようとした。

だから、多少のことには眼を瞑る必要があった。

中国の政府には、国民にそれを押し付ける力が当時はあった。


でも、国際社会は大きく変化して冷戦は終結した。
改革解放路線によって、中国社会も大きく変化した。

共産党政権内部でも、第一代・第二代は、真偽はともかくとして、
革命の英雄としての強力なカリスマ性を持って国民を統合できたけど
第三代以降にはそれがない。
特に江沢民にはそれがなかった。
彼は本来最高権力者になる器ではなかったと思う。
その彼が最高権力を手にしてしまったのは、中国自身にとっても
不幸だったのかもしれない。
彼は愛国主義と言うプロパガンダで共産党の求心力を維持しようとした。
その矛先は当然のことだけど日本に向かった。
中国では、
愛国=愛共産党だし、愛共産党=抗日
なんだと思う。

経済発展によって中国人が自信を取り戻してナショナリズムが高まる一方で、
共産党は以前の求心力を失い二分論を国民に押し付けることが
できなくなってしまった。

時代は情報のグローバル化に突入していた。
日本人も中国人も、相手の姿を目の当たりにした。
それまでは、お互いに美しい幻想を夢見ることができた。
でも、いまは違う。
日中の国民は、お互いの政府のフィルターではなく、
ネットやマスメディアのフィルターを通して相手を見ることになった。

日本人は中国人を
多大な犠牲を日本が強いたにもかかわらず全てを水に流し、
賠償請求さえ放棄して友好を結ぼうという偉大な国民だと思っていた。

中国人は日本人を
かつての戦争を謝罪して真摯に反省し、平和国家として再生して
奇跡的な経済復興をとげた勤勉な国民だと思っていた。

どちらも正しいし、同時に、間違っていると思う。


いま、日本人は中国を
恨み深く執拗に際限なく謝罪と実質的な賠償を求め、
日本の尊厳を傷つけて自国の覇権を拡大しようとしている
危険な国と見ているのかもしれない。
或いはまた、
日本の地位を脅かす巨大な敵対国と見ているのかもしれない。

いま、中国人は日本を
謝罪や反省を口にしながら騙し続けて、再び軍事大国になってアジアの
覇権を握ろうと画策している危険な国と見ているのかもしれない。
或いはまた、
アメリカと結んで、中国の発展を妨害し、中国を搾取しようとしている
敵対国と見ているかもしれない。


お互いに対する甘美な幻想が打ち砕かれた時、より不信は深くなる。

お互いの違いを知るしかない。
互いに理解する努力を続けるしかない。
考えていたのとは違う姿であっても、受け止めるしかない。


根拠のない悲観と根拠のない楽観は同じものだと思う。
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