Kの支離滅裂さーーあるいは反復
投稿者: hospitalite123 投稿日時: 2003/03/05 01:10 投稿番号: [36 / 390]
「〔…〕「脱北者」は北朝鮮にとっては「犯罪人」である。北〔朝鮮〕にとっての「犯罪人」を日本が難民として受け入れることは、日本の拉致問題として〔ママ〕の「外交カード」に余計な負担になるだけだ」
あらかじめ言おう。これは引用である。このくだりで何が、どのように起こっているのか?、それは後ほどもう再び戻ることにしよう。まずは、Kがーー取り敢えず私は「この彼もしくは彼女」をそう呼ぶことにする。私はそう誓い、そう宣言する。ーー「国益」をどのようにみているか、それを検討するのはおそらく、無駄ではあるまい。
(1)「〔…〕難民を無条件で受け入れることは、国交を結んだ相手国の感情を無視することになる」
(2)「〔…〕北〔朝鮮〕が「犯罪人の引き渡し」を要求した場合〔…〕殺されるとわかっていても返さなければならないのか〔…〕」
もし、(2)の「犯罪人」が最初の引用と同じ意味、ないしは少なくとも彼ら「脱北者」を含むのであれば、(1)と(2)は矛盾する。(2)の立場を尊重するのであれば、「国交を結んだーー文脈を尊重すれば、結ぶ過程で、ということになろうがーーからといって、「犯罪人」を送還することは許されないし、他方、(1)の立場に立てば、「相手国の感情を無視することにな」り、「国益」を損ねることになるだろう。
「誰もここで「国益」なんて言っていないではないか!」
しかり、だ。その点も後ほどもう一度還るとしよう。いずれにせよ確実なのは、Kが、私がここで「最初から」批判している日本国家の欺瞞をそのまま踏襲していることだ。そうして、「国益」をたかだか二つの国または地域間の利益に還元する発想も、すでにこの国家の「閉鎖性」として指摘済みのことである。
「「脱北者」問題は人権的に解決しなければならないが、日本は「拉致問題」が解決しない限り、受け入れるべきではない」
「「拉致問題」が解決しない限り」ーーこれは、おそらく現在の「普通の日本人」(だがそれは誰のことだろう?)が持っている共通感覚だろう。だが、その内実といえば、朝鮮への、朝鮮人への、いな、明確に韓国籍を持つ在日韓国人も含めた韓・朝鮮半島起源のひとたちへの途方もない暴力を許してきたのはこの言説装置に他ならない。
もう一度最初の引用に戻ろう。
「〔…〕「脱北者」は北朝鮮にとっては「犯罪人」である。北〔朝鮮〕にとっての「犯罪人」を日本が難民として受け入れることは、日本の拉致問題としての「外交カード」に余計な負担になるだけだ」
負担。だが、一時帰国の「約束」で日本の地を踏んだ「拉致被害者」と呼ばれる者たちを「逆拉致」し、日朝国交正常化交渉に「負担」を添え、国交回復の可能性を自ら断ち切ったのは、他ならぬ日本政府、「家族の会」、そうして「大義」を得たつもりになって酔いしれていた大多数の「日本人」ではなかったか? せいぜい「あの程度」の誘拐事件を「国家テロリズム」などと誤用・濫用もはなはだしい用語で騒ぎ立てたのは、この国の御用マス・メディアではなかったか?
「キューバ難民はキューバ政府にとっては「犯罪人」である。キューバにとっての犯罪人をアメリカが受け入れることは、アメリカによる拉致問題として「外交カード」にとって余計な負担になるだけだ」ーーこれがどれだけ顛倒した主張かは、一目瞭然だろう。迫害の恐れがあるからこそ、そうして庇護の必要があるからこそ、証明以前にすでに難民なのだ。
Kがいささかでも「人権的〔…〕解決」を望んでいる、いや、少なくとも頭の片隅に申し訳程度にでも考えているのならば、その普遍的要求に従い、日本国家に日本への入国を望んでいる全ての外国人の入国に門戸を開くように働きかけるべきである。そうでなければ「外国人に不寛容な日本」という印象は、遠からず拡大され、世界的な非難を被ることになるだろう。繰り返しになるが、それが日本の国益「にさえ」ならないことは言うまでもあるまい。
あらかじめ言おう。これは引用である。このくだりで何が、どのように起こっているのか?、それは後ほどもう再び戻ることにしよう。まずは、Kがーー取り敢えず私は「この彼もしくは彼女」をそう呼ぶことにする。私はそう誓い、そう宣言する。ーー「国益」をどのようにみているか、それを検討するのはおそらく、無駄ではあるまい。
(1)「〔…〕難民を無条件で受け入れることは、国交を結んだ相手国の感情を無視することになる」
(2)「〔…〕北〔朝鮮〕が「犯罪人の引き渡し」を要求した場合〔…〕殺されるとわかっていても返さなければならないのか〔…〕」
もし、(2)の「犯罪人」が最初の引用と同じ意味、ないしは少なくとも彼ら「脱北者」を含むのであれば、(1)と(2)は矛盾する。(2)の立場を尊重するのであれば、「国交を結んだーー文脈を尊重すれば、結ぶ過程で、ということになろうがーーからといって、「犯罪人」を送還することは許されないし、他方、(1)の立場に立てば、「相手国の感情を無視することにな」り、「国益」を損ねることになるだろう。
「誰もここで「国益」なんて言っていないではないか!」
しかり、だ。その点も後ほどもう一度還るとしよう。いずれにせよ確実なのは、Kが、私がここで「最初から」批判している日本国家の欺瞞をそのまま踏襲していることだ。そうして、「国益」をたかだか二つの国または地域間の利益に還元する発想も、すでにこの国家の「閉鎖性」として指摘済みのことである。
「「脱北者」問題は人権的に解決しなければならないが、日本は「拉致問題」が解決しない限り、受け入れるべきではない」
「「拉致問題」が解決しない限り」ーーこれは、おそらく現在の「普通の日本人」(だがそれは誰のことだろう?)が持っている共通感覚だろう。だが、その内実といえば、朝鮮への、朝鮮人への、いな、明確に韓国籍を持つ在日韓国人も含めた韓・朝鮮半島起源のひとたちへの途方もない暴力を許してきたのはこの言説装置に他ならない。
もう一度最初の引用に戻ろう。
「〔…〕「脱北者」は北朝鮮にとっては「犯罪人」である。北〔朝鮮〕にとっての「犯罪人」を日本が難民として受け入れることは、日本の拉致問題としての「外交カード」に余計な負担になるだけだ」
負担。だが、一時帰国の「約束」で日本の地を踏んだ「拉致被害者」と呼ばれる者たちを「逆拉致」し、日朝国交正常化交渉に「負担」を添え、国交回復の可能性を自ら断ち切ったのは、他ならぬ日本政府、「家族の会」、そうして「大義」を得たつもりになって酔いしれていた大多数の「日本人」ではなかったか? せいぜい「あの程度」の誘拐事件を「国家テロリズム」などと誤用・濫用もはなはだしい用語で騒ぎ立てたのは、この国の御用マス・メディアではなかったか?
「キューバ難民はキューバ政府にとっては「犯罪人」である。キューバにとっての犯罪人をアメリカが受け入れることは、アメリカによる拉致問題として「外交カード」にとって余計な負担になるだけだ」ーーこれがどれだけ顛倒した主張かは、一目瞭然だろう。迫害の恐れがあるからこそ、そうして庇護の必要があるからこそ、証明以前にすでに難民なのだ。
Kがいささかでも「人権的〔…〕解決」を望んでいる、いや、少なくとも頭の片隅に申し訳程度にでも考えているのならば、その普遍的要求に従い、日本国家に日本への入国を望んでいる全ての外国人の入国に門戸を開くように働きかけるべきである。そうでなければ「外国人に不寛容な日本」という印象は、遠からず拡大され、世界的な非難を被ることになるだろう。繰り返しになるが、それが日本の国益「にさえ」ならないことは言うまでもあるまい。
これは メッセージ 35 (kangaeyo03 さん)への返信です.
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