支配する者/される者の論理【半重要】
投稿者: lilasnosakukoro 投稿日時: 2005/02/27 23:23 投稿番号: [30055 / 44985]
こんばんは。
虚け斎さんと私のあいだには、約40%弱の違いしかないと思います。
まず、
>「民を飢えさせる王に王の資格なし」
との羆さんと虚け斎さんのお考えには全面的に賛成。もちろんこの場合の「王」は実験を持つ権力者で、立憲君主制(日本の天皇とか、ヨーロッパ各国やタイの王室とか)下での「王」ではあくまでもありませんね。
さて、その前提で。
権力の座にある者が、
>政治であり以上、何をなしえたかが問題だと言うことになる。
というのは当然です。彼らは自分の意思でその立場に立った以上、
・国民を飢えさせない。
・国民に治安上の不安を与えない。
と、この2点を守れない権力者は、当然その報いを受けねばなりません。
これはもう「倫理罪」ではなく、立派な「犯罪」だと思っています。当然、ルーマニアのチャウセスクの如き最後がふさわしいでしょう。
しかし、ここからが虚け斎さんと意見が違ってしまうのです。
>支配者も被支配者も有利不利は在っても、イーブンなのだと言うことでしょう!
権力者は自分の意思でその立場に立ちましたが、(世襲といえど、自分がその任にあらずと思えば退位すればいいのですから)民衆は選んでその国に生まれたわけではありません。虚け斎さんや羆さんや私が日本人に生まれたのも、北朝鮮国民が北朝鮮に生まれたのも、在日北朝鮮国民が日本に生まれて日本で育ってしかし国籍は北朝鮮というのも、そのそれぞれに理由や功罪があったからではないのですから。(偶然であろうと、宿命であろうと)
そのなかでは、在日北朝鮮国民に1番「選択の幅」があるのはたしかです。ただ、その2世、3世……もまた、1世であり、金日成べったりだった親やそれ以前の世代というものを別個に背負っています。それは、海を隔てた北朝鮮本国の事情よりより日常的に彼らにのしかかってくる物事でしょう。それらの人々への断ち難い思いから「韓国籍」に変えたり、日本に帰化することが出来ない、というのは、情としては私は理解できます。
ただし、情は法律を左右するものであってはなりませんから、この日本で在日北朝鮮国民であることの不利益を被るとしてもそれは甘受してもらわざるを得ないと思いますし、私がお会いした範囲の在日のかたたちはそれを十分理解しておいででした。
もちろん私だって、北朝鮮国民は自力で自国の問題を解決するのが理想だし、在日北朝鮮国民はそれを支援するのが理想だとも思いますよ。
だけど、それをしないことはあくまでも「倫理罪」であって、倫理罪は他人があーのこーの言える問題ではないと思います。ここが、虚け斎さんと異なる40%弱です。
「民を飢えさせる」権力者は、犯罪者です。でも、「飢えた状態を改善しようと立ち上がらない」のは倫理罪であり、その結果として「飢えた状態がつづく」「同朋を見殺しにしている、と非難されつづける」という代償を彼らはすでに払っています。だから私は、
>支配者も被支配者も有利不利は在っても、イーブンなのだ
とは言えません。
その代わり、いくら隣国に飢えた民がいるからと言えど、わが国が国益を考慮もせずに「人道上」とやらの理由で彼らを支援する義務もないと思っています。
さてさて、私にとってはもっと大事な話。
>> 私としては、ヒルメスがどう納得して人生を終えるかが気になっているんですけれど。
>其れだけは無いと、断言でりるかと!
戦場での切死にか、毒での暗殺ぐらいではないでしょうか?
毒でなくても罠に掛けた刺客によるものでしょうな?
ああ、私の文章の意味を、ヒルメスが自殺すると思うというふうにお取りになりました? だったら、私もそれはないと思います。ただ、戦死だろうと、暗殺の末だろうと、彼には精神的勝者(少なくとも自己肯定者)として死んでほしいんですよ、死ぬならね。
だって、アルスラーンのことはナルサスやらダリューンやら、ギーヴやら、ファランギースやら綺羅星みたいな連中が支えているんです。ヒルメスは、現在たった1人で戦ってるんですから。それに、女って、元来美貌の青年が半顔火傷で見るも無惨ってシチュエーションに弱いんですねぇ。(いや、私だけかもしれないけど)
もちろん、『アルスラーン戦記』なんだから最後はアルスラーン側の勝利に終わるんでしょうけど、ヒルメスにも精神的には決して負けてほしくないんだなァ。ふむ。
ま、そういうことです。
>またよろしくね!
こちらこそ。
では、失礼します。
虚け斎さんと私のあいだには、約40%弱の違いしかないと思います。
まず、
>「民を飢えさせる王に王の資格なし」
との羆さんと虚け斎さんのお考えには全面的に賛成。もちろんこの場合の「王」は実験を持つ権力者で、立憲君主制(日本の天皇とか、ヨーロッパ各国やタイの王室とか)下での「王」ではあくまでもありませんね。
さて、その前提で。
権力の座にある者が、
>政治であり以上、何をなしえたかが問題だと言うことになる。
というのは当然です。彼らは自分の意思でその立場に立った以上、
・国民を飢えさせない。
・国民に治安上の不安を与えない。
と、この2点を守れない権力者は、当然その報いを受けねばなりません。
これはもう「倫理罪」ではなく、立派な「犯罪」だと思っています。当然、ルーマニアのチャウセスクの如き最後がふさわしいでしょう。
しかし、ここからが虚け斎さんと意見が違ってしまうのです。
>支配者も被支配者も有利不利は在っても、イーブンなのだと言うことでしょう!
権力者は自分の意思でその立場に立ちましたが、(世襲といえど、自分がその任にあらずと思えば退位すればいいのですから)民衆は選んでその国に生まれたわけではありません。虚け斎さんや羆さんや私が日本人に生まれたのも、北朝鮮国民が北朝鮮に生まれたのも、在日北朝鮮国民が日本に生まれて日本で育ってしかし国籍は北朝鮮というのも、そのそれぞれに理由や功罪があったからではないのですから。(偶然であろうと、宿命であろうと)
そのなかでは、在日北朝鮮国民に1番「選択の幅」があるのはたしかです。ただ、その2世、3世……もまた、1世であり、金日成べったりだった親やそれ以前の世代というものを別個に背負っています。それは、海を隔てた北朝鮮本国の事情よりより日常的に彼らにのしかかってくる物事でしょう。それらの人々への断ち難い思いから「韓国籍」に変えたり、日本に帰化することが出来ない、というのは、情としては私は理解できます。
ただし、情は法律を左右するものであってはなりませんから、この日本で在日北朝鮮国民であることの不利益を被るとしてもそれは甘受してもらわざるを得ないと思いますし、私がお会いした範囲の在日のかたたちはそれを十分理解しておいででした。
もちろん私だって、北朝鮮国民は自力で自国の問題を解決するのが理想だし、在日北朝鮮国民はそれを支援するのが理想だとも思いますよ。
だけど、それをしないことはあくまでも「倫理罪」であって、倫理罪は他人があーのこーの言える問題ではないと思います。ここが、虚け斎さんと異なる40%弱です。
「民を飢えさせる」権力者は、犯罪者です。でも、「飢えた状態を改善しようと立ち上がらない」のは倫理罪であり、その結果として「飢えた状態がつづく」「同朋を見殺しにしている、と非難されつづける」という代償を彼らはすでに払っています。だから私は、
>支配者も被支配者も有利不利は在っても、イーブンなのだ
とは言えません。
その代わり、いくら隣国に飢えた民がいるからと言えど、わが国が国益を考慮もせずに「人道上」とやらの理由で彼らを支援する義務もないと思っています。
さてさて、私にとってはもっと大事な話。
>> 私としては、ヒルメスがどう納得して人生を終えるかが気になっているんですけれど。
>其れだけは無いと、断言でりるかと!
戦場での切死にか、毒での暗殺ぐらいではないでしょうか?
毒でなくても罠に掛けた刺客によるものでしょうな?
ああ、私の文章の意味を、ヒルメスが自殺すると思うというふうにお取りになりました? だったら、私もそれはないと思います。ただ、戦死だろうと、暗殺の末だろうと、彼には精神的勝者(少なくとも自己肯定者)として死んでほしいんですよ、死ぬならね。
だって、アルスラーンのことはナルサスやらダリューンやら、ギーヴやら、ファランギースやら綺羅星みたいな連中が支えているんです。ヒルメスは、現在たった1人で戦ってるんですから。それに、女って、元来美貌の青年が半顔火傷で見るも無惨ってシチュエーションに弱いんですねぇ。(いや、私だけかもしれないけど)
もちろん、『アルスラーン戦記』なんだから最後はアルスラーン側の勝利に終わるんでしょうけど、ヒルメスにも精神的には決して負けてほしくないんだなァ。ふむ。
ま、そういうことです。
>またよろしくね!
こちらこそ。
では、失礼します。
これは メッセージ 30043 (utukesai03 さん)への返信です.
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