なぜ15
投稿者: nasda20_03 投稿日時: 2003/08/21 12:03 投稿番号: [2447 / 44985]
北朝鮮の核問題
存在感増す中国
米、痛しかゆし
----------------------------------------------------------------------------
----
戴次官の“シャトル外交”で大きな借り
発言力強まり制裁論議に影響も
【ワシントン=樫山幸夫】北朝鮮情勢をめぐる米朝間の“仲介”によって、中国が
その存在感を増してきている。この問題に限ってみれば、中国はいまや米国にとって
の強力なパートナーであり、とくに今回の戴秉国外務次官の“シャトル外交”で、米
国は中国に大きな“借り”を作った。米国内では、今後、中国の発言力がいっそう強
まることを前提に、そうした事態が、米国の姿勢に微妙なカゲを投げかけるのではな
いかとの予想もなされ始めている。
昨年十月末、テキサス州クロフォードで行われたブッシュ米大統領と江沢民国家主
席(当時)の会談で、北朝鮮の核開発阻止で一致して以来、ブッシュ大統領は機会あ
るごとに「中国の役割」を強調。ことし四月に、米国、北朝鮮、中国による三国協議
が実現を見た際も、中国が水面下で北朝鮮の説得など重要な役割を演じ、ホスト役も
こなした。
日韓両国を加えた五カ国協議実現か、三カ国協議再開か−をめぐる今回の一連の動
きでも、中国は、戴次官の訪朝とそれに続く訪米だけでなく、今月初めに王毅外務次
官をワシントンに派遣するなど周到、精力的な動きを展開した。
中国が北朝鮮問題に積極的に関与するのは、朝鮮戦争の当事者だったという過去の
経緯があるが、それに加え、(1)朝鮮半島情勢の流動化は中国の安全保障に悪影響
をもたらす(2)北朝鮮の核開発は、米国によるミサイル防衛システムの配備を促進
し、将来の核武装など日本の防衛力強化につながる−という警戒感、懸念によるとこ
ろが大きい。
その意味では、韓国、日本など同盟国への脅威除去を第一義的に考える米国とはい
わば、“同床異夢”だ。このため、ワシントンの外交筋などは、北朝鮮情勢が進展、
米国と中国の主張の隔たりが鮮明になった場合、中国と米国の間の“貸し借り”がも
たらす影響を推し量っている。米国が求める多国間対話が実現せず、米国、日本、韓
国が今後、「対話」から「圧力」に比重を移そうとした場合、中国がどうでるか。
さしあたって国連安全保障理事会議長による北朝鮮非難声明、さらには制裁論議が
焦点となるが、中国が、それに反対する可能性は極めて高い。“借り”のある米国が
それを押し切れるか。「多国間対話は実現せず、中国への借りだけが残る」(ワシン
トンの朝鮮半島専門家)という事態になれば、米国にとっての代償は高くつくことに
なる。
----------------------------------------------------------------------------
----
戴次官の“シャトル外交”で大きな借り
発言力強まり制裁論議に影響も
【ワシントン=樫山幸夫】北朝鮮情勢をめぐる米朝間の“仲介”によって、中国が
その存在感を増してきている。この問題に限ってみれば、中国はいまや米国にとって
の強力なパートナーであり、とくに今回の戴秉国外務次官の“シャトル外交”で、米
国は中国に大きな“借り”を作った。米国内では、今後、中国の発言力がいっそう強
まることを前提に、そうした事態が、米国の姿勢に微妙なカゲを投げかけるのではな
いかとの予想もなされ始めている。
昨年十月末、テキサス州クロフォードで行われたブッシュ米大統領と江沢民国家主
席(当時)の会談で、北朝鮮の核開発阻止で一致して以来、ブッシュ大統領は機会あ
るごとに「中国の役割」を強調。ことし四月に、米国、北朝鮮、中国による三国協議
が実現を見た際も、中国が水面下で北朝鮮の説得など重要な役割を演じ、ホスト役も
こなした。
日韓両国を加えた五カ国協議実現か、三カ国協議再開か−をめぐる今回の一連の動
きでも、中国は、戴次官の訪朝とそれに続く訪米だけでなく、今月初めに王毅外務次
官をワシントンに派遣するなど周到、精力的な動きを展開した。
中国が北朝鮮問題に積極的に関与するのは、朝鮮戦争の当事者だったという過去の
経緯があるが、それに加え、(1)朝鮮半島情勢の流動化は中国の安全保障に悪影響
をもたらす(2)北朝鮮の核開発は、米国によるミサイル防衛システムの配備を促進
し、将来の核武装など日本の防衛力強化につながる−という警戒感、懸念によるとこ
ろが大きい。
その意味では、韓国、日本など同盟国への脅威除去を第一義的に考える米国とはい
わば、“同床異夢”だ。このため、ワシントンの外交筋などは、北朝鮮情勢が進展、
米国と中国の主張の隔たりが鮮明になった場合、中国と米国の間の“貸し借り”がも
たらす影響を推し量っている。米国が求める多国間対話が実現せず、米国、日本、韓
国が今後、「対話」から「圧力」に比重を移そうとした場合、中国がどうでるか。
さしあたって国連安全保障理事会議長による北朝鮮非難声明、さらには制裁論議が
焦点となるが、中国が、それに反対する可能性は極めて高い。“借り”のある米国が
それを押し切れるか。「多国間対話は実現せず、中国への借りだけが残る」(ワシン
トンの朝鮮半島専門家)という事態になれば、米国にとっての代償は高くつくことに
なる。
これは メッセージ 2446 (nasda20_03 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/552019565/kldabaaf_1/2447.html