北朝鮮

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知識の豊かな方へ(その1)

投稿者: baek_jongdok 投稿日時: 2004/08/29 18:56 投稿番号: [21260 / 44985]
>各種防空ミサイルが1万基(いちまんき)以上あって、高射砲も1万門(いちまんもん)以上あるんですよ
>爆撃機が迎撃ミサイルを振り切ったとしても、厖大な高射砲が弾幕を張るとなれば、あなたが考えているほど空爆は容易ではありません。

北朝鮮が保有している対空ミサイルと高射砲・高射機関砲のタイプはご存知ですか?

因みに対空ミサイルは肩撃ち式(旧ソ連製の代表はSA-7ガイドライン赤外線誘導ミサイル)を除き無線誘導型(今時無線誘導型なんてのは北朝鮮軍ぐらいしか使ってないでしょうが)又はレーダー誘導型ですから、レーダーか無線を使用しないと発射できません。

ところが無線やレーダーを発振すると、それを逆探知されレーダーの発信源を狙って撃ち込まれます。
これがHARM(Highspeed Anti Radar Missile:高速対レーダーミサイル)等の対レーダーミサイルです。
そしてこの対レーダーミサイルを装着し敵の防空体制を叩き潰すミッション(SEAD:防空網制圧)を果たすのが、ワイルド・ウィーズルと呼ばれる部隊で、今はF-16が担当しています。

敵地に対する航空攻撃が成功するか否かは、SEAD部隊がどれだけ効率的に敵の防空体制を無力化できるかに係っているのですが、これは結局双方の対電子兵器(ECM或いはECCM)の性能如何により決まってしまうわけです。

電子戦については、アメリカが質的にも量的にも世界中で圧倒的な優位にあり、それ故今の北朝鮮よりも遥に進んだ対空戦闘能力を持っていたイラクですら、湾岸戦争時には数日で対空戦能力を喪失してしまいました。
(湾岸戦争時の多国籍軍側の損害は、事故と非誘導型の高射機関砲や高射砲によるものです)。

一方北朝鮮の対空砲は、主にS-60 57mm対空砲、ZSU-57-2 (57mm高射砲×2)及びZSU-23-4 AAAシルカ(23mm機関砲×4)です(S6ツングースカ   ハイブリッド型自走対空砲は旧ソ連とインド以外は持っていない筈です)し、仮に100㎜以上の大口径高射砲を保有していたとしても、既に骨董品です。

ところで非誘導型の高射機関砲及び高射砲が有効なのは、低空で攻撃してくる敵機に対してですが、この場合武装ヘリが支援に派遣されますので、射撃を開始した途端武装ヘリからのヘルファイヤ対戦車ミサイルで破壊されてしまいます。

つまり、北朝鮮の防空部隊がアメリカ軍の攻撃機を迎撃するため対空ミサイルのレーダーを発振した途端、照準を定める暇もなく対レーダーミサイルで破壊され、残った非誘導タイプの高射兵器も発砲した途端に対砲レーダーにより発射位置を捕捉され撃破される、ということです。

それどころか誤爆を気にしなければ(最近のイラク情勢を見るとアメリカ軍は誤爆已む無し、という方向に切り替わっているようですな)、非誘導型の高射兵器の射程外からMOBのような超大型爆弾を落とす方が効率的ですしね(カタログデータですが、57mm高射機関砲の最大到達高度は8.8kmに過ぎません)。

ですから、北朝鮮軍は振り切るほどの「迎撃ミサイル」を発射することも、「弾幕を張る」ほど高射砲を発射することもなく沈黙してしまうでしょうな

>北朝鮮の対空ミサイル要員は、ベトナム戦争でも第4次中東戦争にも派遣されています。特に第4次中東戦争では、エジプト・カイロの防空網には300名が配置されました。

現在の米軍は、「ベトナム戦争や第4次中東戦争」の戦訓を元に兵器及び戦法を構成していますからねぇ。
その結果、兵器こそ最新バージョンに切り換えていたものの、基本的には第4次中東戦争当時のソ連型「防空コンプレックス」を構成していた湾岸戦争当時のイラク軍は、緒戦で対レーダー兵器に「防空コンプレックス」を叩き潰され、後は多国籍軍のやりたい放題でしたからなぁww

北朝鮮軍が第4次中東戦争とベトナム戦争の経験に基づいて戦うのなら、あっという間に壊滅するでしょうな。
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