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カミノテさん&国際広報さん(2)

投稿者: lilasnosakukoro 投稿日時: 2004/04/24 20:00 投稿番号: [17062 / 44985]
  続きです。


  さあ、「理性的」な答は以上で終わりです。後は、私の感情、趣味思考、そして多少の独断も交えて語らせてください。
  私は、捕虜とおかみさんをリンチにかけて殺してしまった村人達の行為を、「非理性的」といいましたね。ですが私には、この時の村人達の気持ちも行為も、痛いくらいに察しがつくのです。
  怪我を負った敵兵が潜んでいるくらいです。おそらくその村は、戦場のすぐ近くなのでしょう。ということは、明日にはその村自体が戦場になる可能性だってあったはずです。またその村からも、フランス兵として出征していた若者もあったかもしれない。戦死者だっていたかもしれない。少なくとも、友人知人親戚達の中にそういう人を抱えている村人は、少なからずいたはずです。その中で発見された敵兵だったのです。昨日まで自分達が信頼し。隣人として付き合っていた女性が、その敵兵をかくまっていたのです。彼らの怒りは、あまりにも当然だったと思います。
  だから、彼らを高みから責めることはこの私にはできません。まして、自分が彼らの一人であったなら、彼らとまったく同等の行為をしたと思っている人間に、彼らを難詰する資格などあるはずがありません。私に出来るのは、「理性的であるかどうかという一点からだけ考えるならば」「彼らの行為は理性的でも適法でもなかった」と言うのみです。
  私が、自称「世界市民」達、いわゆる平和運動家達を大嫌いなのは、このおかみさんの事件をめぐる全体像から彼女の行為の「美しい」面だけを拡大してそれにのみ感情移入し、村人達やその背後にあった(フランス)国家というものをいとも簡単に、無神経極まりなく弾劾するからです。
  このおかみさんにも、意図せざるとはいえ自分の責任を超えた越権行為があり、村人達にもあまりにも当然な人間的感情があり、国家は国家で国民の生き死にの中でのたうっていたのに。これらをすべて思いやって、その上で自分がどの局面をもっとも自分の拠って立つものとして選び、その選んだ結果として付随してくる非難も賛同もともに負う覚悟もなしに、観念論できれいごとを言うからです。

  一個の人間としての私は、このおかみさんの行為を人類愛の典型として自らの指針にしてもいいと思います。村人達の行為こそ、もっとも人間的だったと断定してもいいと思います。あるいは、可能性としての国家のありかたを考え、国家に捕虜とおかみさんの処遇を任せるべきだった、と論じるのもありでしょう。(私の立場は、これに近いかもしれません)
  ですが、どの立場に立っても一長一短があり、自分が選んだものの長所ばかりでなく短所もまた受け入れる覚悟は必要です。そこにこそ、人間であることの痛みがあるのですから。そして、それぞれが自らの選択の結果を黙って負ってきた総体が、人類の5000年の歴史なのですから。
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