worst human83氏へ
投稿者: yaenanae01 投稿日時: 2004/01/08 01:58 投稿番号: [11263 / 44985]
お疲れのところ、詳細な説明を賜り、感謝申し上げる。
>ああ!無知をさらけ出したようで恥ずかしいよ;;長文の上に乱文、失礼しました
とんでもないご謙遜を。おかげで蒙が開かれた。特に、以下の部分だ。
>確かに世界でのイスラム教派閥分布表など見れば、スンニ派は依然80%の教徒を擁しています。しかしそれは世界的に散った教徒の数であり、アラブ社会では必ずしも主導的立場を取れるわけではないのです。対して、少数派と言われるシーア派は、イランでは国教になり、レバノン、バーレーンでも90%はシーア派と言われています。もちろんイラクでも60%はシーア派です。それにシーア派はその教徒全員がと言っていいほどアラブ諸国に住んでいます。
そうか。全体分布と集中度に着目すれば、シーア派=少数派とは別の見方が成り立つのだな。
>サウジアラビアの国教をご存知でしょうか?それはスンニ派の下位派閥とされているワッハーブ派なのです。これだけでいったらサウジもスンニ派なのでは?とお思いでしょうが、建国久しい今日、初期の宗派の理想は忘れられ、サウジの国権を維持させているものは石油利益だけであるといえます。王族は対外的にはイスラム社会での盟主を自認しているため、耳障りの良い美辞麗句を並べ立てますが、それはあくまで対外的に、です。
王族は自分達の権力が未来永劫続くことだけを考えてるんで、イラクがシーア派となろうが自分達に不干渉であるなら、大した動揺はないと考えられます。
実は、まさにワッハーブ派のことがあるから、私はサウジアラビアを始めとする湾岸諸国の意向に拘ったのだ。だが、イスラム原理主義の元祖とも判断していたワッハーブ派を信奉しているはずのサウジアラビアも、少なくとも上層階級では、世俗化が進んでいるということですな。なるほど、だからこそ逆に、ビン・ラーディンのようなやからが登場してくるわけか、いわば鬼子として。
>アメリカは、というよりキリスト教国は古来よりイスラムシーア派の影響力を恐れてきました。十字軍からの因縁ですね。
そう言えば、十字軍が押し寄せた時のバクダッドの王朝は、アッバース朝だったな。
>しかし現在の国際情勢を鑑みるに、アメリカはシーア派をさほどの脅威と考えなくなったようです。リビア、シリア、イランが次々とアメリカの要求を受け入れた今となっては、ですが。
イランのハタミ大統領(首相だったか?)は、イスラム革命の負の遺産を十分に自覚している人物に見受けられる。とはいえ、彼もイスラム僧侶の一人には違いない。ゴルバチョフが、結局は共産党書記長の限界を超えられなかった二の舞にならねばよいが。
>で、トルコ人のクルド人問題についてですが・・・
これは根深いですねー。
貴殿のご見解では、こちらの方が深刻ということだろうか? まあ、トルコもかつてアルメニア人にしたことを再現するわけにもいかないのは確かだろうが。
>トルコはこれを恐れている思います。アイルランドがイラクで、イギリスがトルコ・・・って位置関係になるんだけどね。しかし現状ではイラク戦争に参戦しなかったから、イラク新政権に口出しも出来ず、かといって自国のクルド人を弾圧する事も出来ずです、アメリカにも空港を貸さなかったから要請は出来ず・・・で、しばらく静観するものと思われます。今の状況では下手に軽挙妄動しては事態を悪くするだけですからね。
トルコは、今回の一件では完全に戦略を誤ったようですな。イスラム諸国の中で最初に世俗化を果たした国でいながら、ふがいない。
>トルコ政府が望んでいるのはクルド人穏健派とでも言うべき人たちが出てくることなんでしょう。超他力本願だなあ。
クルド人にせよ、シーア派にせよ、民族意識や宗教的情熱をいかに棚上げにして、世界情勢の中でどれだけ上手に身を処すか、が、問われているようだな。
処身術では、他国のことは言えないが。
>今入ったニュースですが、イラクはその国土を五分割するそうだね。
そのニュースはまだ私は目にしていないのだが、その通りだとすると、イラクの旧ユーゴスラビア化にならないのだろうか? (とはいえ、これ以上それをこの場で語るのは、ますますトピずれだな)
>一つ聞きたいんだけど、あなたのハンドルネームを読むと八重七恵という女性名
に見えるのは俺だけか?もしくは八重七重?
我が投稿者名は、そもそもは、以下の和歌を念頭に置いた。
「七重八重 花は咲けども 山吹の
実のひとつだに なきぞかなしき」
兼明親王
後拾遺和歌集
私の投稿如きは、この山吹の花に及ぶか及
>ああ!無知をさらけ出したようで恥ずかしいよ;;長文の上に乱文、失礼しました
とんでもないご謙遜を。おかげで蒙が開かれた。特に、以下の部分だ。
>確かに世界でのイスラム教派閥分布表など見れば、スンニ派は依然80%の教徒を擁しています。しかしそれは世界的に散った教徒の数であり、アラブ社会では必ずしも主導的立場を取れるわけではないのです。対して、少数派と言われるシーア派は、イランでは国教になり、レバノン、バーレーンでも90%はシーア派と言われています。もちろんイラクでも60%はシーア派です。それにシーア派はその教徒全員がと言っていいほどアラブ諸国に住んでいます。
そうか。全体分布と集中度に着目すれば、シーア派=少数派とは別の見方が成り立つのだな。
>サウジアラビアの国教をご存知でしょうか?それはスンニ派の下位派閥とされているワッハーブ派なのです。これだけでいったらサウジもスンニ派なのでは?とお思いでしょうが、建国久しい今日、初期の宗派の理想は忘れられ、サウジの国権を維持させているものは石油利益だけであるといえます。王族は対外的にはイスラム社会での盟主を自認しているため、耳障りの良い美辞麗句を並べ立てますが、それはあくまで対外的に、です。
王族は自分達の権力が未来永劫続くことだけを考えてるんで、イラクがシーア派となろうが自分達に不干渉であるなら、大した動揺はないと考えられます。
実は、まさにワッハーブ派のことがあるから、私はサウジアラビアを始めとする湾岸諸国の意向に拘ったのだ。だが、イスラム原理主義の元祖とも判断していたワッハーブ派を信奉しているはずのサウジアラビアも、少なくとも上層階級では、世俗化が進んでいるということですな。なるほど、だからこそ逆に、ビン・ラーディンのようなやからが登場してくるわけか、いわば鬼子として。
>アメリカは、というよりキリスト教国は古来よりイスラムシーア派の影響力を恐れてきました。十字軍からの因縁ですね。
そう言えば、十字軍が押し寄せた時のバクダッドの王朝は、アッバース朝だったな。
>しかし現在の国際情勢を鑑みるに、アメリカはシーア派をさほどの脅威と考えなくなったようです。リビア、シリア、イランが次々とアメリカの要求を受け入れた今となっては、ですが。
イランのハタミ大統領(首相だったか?)は、イスラム革命の負の遺産を十分に自覚している人物に見受けられる。とはいえ、彼もイスラム僧侶の一人には違いない。ゴルバチョフが、結局は共産党書記長の限界を超えられなかった二の舞にならねばよいが。
>で、トルコ人のクルド人問題についてですが・・・
これは根深いですねー。
貴殿のご見解では、こちらの方が深刻ということだろうか? まあ、トルコもかつてアルメニア人にしたことを再現するわけにもいかないのは確かだろうが。
>トルコはこれを恐れている思います。アイルランドがイラクで、イギリスがトルコ・・・って位置関係になるんだけどね。しかし現状ではイラク戦争に参戦しなかったから、イラク新政権に口出しも出来ず、かといって自国のクルド人を弾圧する事も出来ずです、アメリカにも空港を貸さなかったから要請は出来ず・・・で、しばらく静観するものと思われます。今の状況では下手に軽挙妄動しては事態を悪くするだけですからね。
トルコは、今回の一件では完全に戦略を誤ったようですな。イスラム諸国の中で最初に世俗化を果たした国でいながら、ふがいない。
>トルコ政府が望んでいるのはクルド人穏健派とでも言うべき人たちが出てくることなんでしょう。超他力本願だなあ。
クルド人にせよ、シーア派にせよ、民族意識や宗教的情熱をいかに棚上げにして、世界情勢の中でどれだけ上手に身を処すか、が、問われているようだな。
処身術では、他国のことは言えないが。
>今入ったニュースですが、イラクはその国土を五分割するそうだね。
そのニュースはまだ私は目にしていないのだが、その通りだとすると、イラクの旧ユーゴスラビア化にならないのだろうか? (とはいえ、これ以上それをこの場で語るのは、ますますトピずれだな)
>一つ聞きたいんだけど、あなたのハンドルネームを読むと八重七恵という女性名
に見えるのは俺だけか?もしくは八重七重?
我が投稿者名は、そもそもは、以下の和歌を念頭に置いた。
「七重八重 花は咲けども 山吹の
実のひとつだに なきぞかなしき」
兼明親王
後拾遺和歌集
私の投稿如きは、この山吹の花に及ぶか及
これは メッセージ 11239 (worst_human83 さん)への返信です.
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