ある飲み屋での忘年会(第4回)7−7
投稿者: nagoyan_2shiki 投稿日時: 2003/12/31 20:59 投稿番号: [10974 / 44985]
以上「ある飲み屋での忘年会」の第4回をお届けした。
あれから、話題はまたお互いの健康の話になってしまった。
家族の話、子供の教育、健康の話題。
大体、飲み会のメインテーマはこういったものが主流じゃ。
北朝鮮関連の話はごく一部でしかない。
さて、わしは実際に李殿の投稿文という証拠を差し出して
T君の偏見をたしなめたんだが、予想以上の効果があった。
正直また、「そんなやつもいるよ」ぐらいで流されると思ったんだが、
意外に真剣に受け取ってくれた。
これはわしという古くから知っている友人からの情報なので、
とりあえずは聞く耳を持った状態だったんだろうと推測する。
同じ内容を漫然と掲示板の中で見つけても「フン!」とあしらって終わるんだろう。
完全に偏見が消えたわけではないが、朝鮮人に対して「マイナス100点」だったのが、
「マイナス90点」ぐらいにはなったと思う。
T君の話を一般化することはできないが、「朝鮮人大嫌い!」という人間でも、
掲示板を見る、口コミで情報を得る、実際に会う、といった手段を使えば、
偏見を薄めることは可能なんだろうと思う。
まあ、もともとT君はクレバーな人間だから、自省することができたんだろう。
あと、もう一つ意外だったのは、
「埼玉県代表として朝高が甲子園に行っていいのか?」といわれたとき、
S君が躊躇したことだ。
S君は理想家肌で、「世界中みんな友達」といった能天気なところがあって
わしなんかよりよっぽど朝鮮人に対して理解があると思う。
そんな彼でさえ、いざ自分の関心が深い問題で朝鮮人と向き合うことを想定すると
「後ずさり」してしまう。
わしだってそうだ。
いざとなったら逃げ出すかもしれない。
「朝鮮人なんか知り合いにはいません」と断言するかもしれない。
しかし、「朝鮮人なんか知り合いにはいません」といわざるを得ないような状況は、
わしのような日本人にとっても、朝鮮人にとってもハッピーな状況だとは思えない。
いま、まだ「朝鮮人とオフ会でおしゃべりすることは楽しい!」といえる状況を守るため、
自分が何をできるのか、何を発言しなければならないのか、
それを少しづつできるところからはじめようと思う。
共生の道は決して遠くにあるのではない。
すぐそこに何気ない普段の生活の中にあるのだから。
「ある飲み屋での忘年会(第4回)」完
(この連続投稿は事実を元に作成したフィクションです。)
これは メッセージ 10973 (nagoyan_2shiki さん)への返信です.
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