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追加。

投稿者: oka_jun 投稿日時: 2003/06/19 12:47 投稿番号: [53 / 85019]
日本の南進は石油が欲しかった、南方の資源が欲しかったためです。行き詰まった中国戦線を打開するために、どうしても石油を手に入れなければならなかったわけです。日本軍の南部仏印進駐に対し、アメリカは原油の対日輪出を禁止しました。「石油の一滴は血の一滴」といわれたときです。ではどこから石油を入手するのか。アジアの最大の石油基地バリックパパン、パレンバン、いずれも蘭領東インド、今のインドネシアです。そこが目をつけられました。

  蘭印の石油と資源、それを入手するために兵を進めました。その時に日本が大義名分としたのが、先ほどから繰り返し指摘している「アジア解放の聖戦」です。東南アジアの人びとは、日本の占領を経験するなかで「アジア解放」というスローガンの実態を身をもって知らされていきます。インドネシアでは労務者が日本軍の補充兵として徴用され、彼らは強制貯金させられた。そのお金を今返してくれと言っているわけです。そして、今ベトナムで調査が進んでいる米の強制供出もありました。これはジャワでもありました。これによって多くのアジアの人たちが飢えに苦しみました。これも事実です。

  私は一九七五年から二年間バンドンで暮らしました。そのときに必ず出てくるのは、日本軍の最も悪いことは、なぐることだと、繰り返し強調されました。それから食糧、日本軍の占領期にお腹がすいた話、布地が足りなくてゴムでつくった服を着た話、そういう話がよく出てきました。日本の占領は「アジア解放の聖戦」どころか、自分たちの資源と人員を日本の戦争の目的のために動員することだ、そういう実態を知らされるわけです。今のインドネシアの教科書には、こういう実態が細かく記述されています。

  ビルマの先ほど言ったバー・モアは実際に占領を経験するなかで、日本軍はビルマの人びとと資源を、日本の戦争のために利用しているに過ぎない、そして日本人ほどビルマ人に対して過酷な取り扱いをした人たちはいない、ということを彼は書いています。こういう日本の軍人をバー・モアは「朝鮮派」と呼んでいます。

  「朝鮮派」とは、日本軍は朝鮮を植民地支配して、そしてそこで好き勝手やりたい放題のことをやった。こういう軍人のことを「朝鮮派」と呼び、その朝鮮派が同じことを、またビルマでやろうとしているというのです。

ですから、アジアの人たちは、当初「アジア解放の聖戦」という言葉を新鮮な驚きとそれを疑いながらも、歓迎した側面がありました。インドネシアでは日本軍が上陸したときは、多くの民衆が歓迎しました。しかし三年半の占領を経るなかで日本軍の意図を見抜いていきます。ビルマでもインドネシアでも、日本軍が養成した軍隊が反日、抗日反乱を起こしています。それも一九四四年から四五年へと戦況が悪くなるなかで、支配が過酷になり、人心が離反していったのです。

習ってないだろうね。
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