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北と韓国、それぞれの国軍指揮権制約

投稿者: utsukusiikuninihonn 投稿日時: 2004/12/02 00:07 投稿番号: [4927 / 85019]
米国が、韓国と北朝鮮の連邦化、ひいては統一朝鮮となる事を踏まえて、中国と話し合うのは当然でしょう。

米国の国務・国防に関して歴代の大統領、軍人らに大きな影響、というよりも米国の外交戦略、軍事戦略の過半を実際に決めていたとまで言われたポール・ニッツとジョージ・ケナンは、日本にとって大変幸なことに長命でもありました。
日本への政策、朝鮮対策などもトルーマン、マッカーサーらを陰で支え、戦略・政略に関して疎かった二人を見事に支えました。

この二人にそれぞれ日本の歴史、国防の歴史、戦略的にいかに重要かを説かれて、マッカーサーも徐々に開眼していき、朝鮮動乱を経て、まさに日本憎しで固まっていた男が「日本のやってきた事はすべて自衛のためだった」と述べるまでに変わっていきました。以来、変わることなく、ニッツとケナンは米国の国防・外交に関し、ずっと変わりなく影響力を保持していきました。

ニッツ、ケナンらは博識で、満州・朝鮮については先に騒動を起こし、進出し、日本の自存、安全、将来を危機に陥れたのはロシア・中国・朝鮮の三カ国であって、日本側から先に手を出した事もないし、ましてや満州・朝鮮を侵略しようなどとは考えていなかった事を熟知していました。中国・ロシアが常に先に満州・朝鮮への勢力拡大を行ったから、積極防御のために日本が追って動いてきた事を二人は知っていたからこそ、同情的に対日政策・戦略を立てました。

この二人がいた事はまったく日本にとっては、戦後のあり方を理想的な方向で決めた最大要因と言ってもよく、これだけの慧眼の士が二人で揃って日本を認め、守った事は、戦犯として亡くなられた方々をはじめ、日本の政治家・軍人、日本国民がただ耐えて誠実に努力してきた事はようやく正しく報われたようにさえ見えます。


朝鮮については、彼らは国務省の今までの経験と調査を重視しつつ再調査し、「不気味な朝鮮人」とされていた李承晩を終始相手にしませんでした。恐らく、これも日本を調べる中で、日本同様、朝鮮を一人前に扱って相手をしても混乱するだけと考えたのでしょう。

李承晩は、開戦直後に、ソウルから早々と逃走し、何度も軍・難民よりも先に逃走していますが、その際行方が分からなくなる事もあり、業を煮やした米軍から韓国軍指揮権を放棄するよう強く抗議され、軍の指揮権を米軍に譲ってしまいました。さらに、米国は先々の心配もあって、休戦前後に再び文書で韓国軍の指揮権が韓国側にはない事を文書で二回にわたって確認しており、今も軍の指揮権がないことには変わりはありません。
これはケナンらが、指揮権を戻せば、何をするか分からない、特に李承晩の性格からして北への侵攻というような勇断を伴う事には向かわず、日本への嫌がらせを強める事を恐れたものと思います。

一方の金日成も、中国義勇軍総司令官であった、彭徳懐から平壌が陥落して、50年9月中旬に中国国境に逃走する際、「今後、この戦争に口出しする事はならない」と言われて指揮権を奪われてしまっております。

朝鮮動乱が始まって、三ヶ月もしない内に、北も韓国も、揃って最高主導者が首都から自軍も国民も置き去りに、しかも逃げ延びる際に指揮権を外国に簡単に渡してしまうという信じられないような姿、この点も二人はうり二つ。
誰から見ても、普段の大口からはほど遠い姿が情けない限りですが、その後も、南も北も軍事指揮権を、中国と米軍から還付された事はありませんでした。

恐らく、中国と米国は、国連軍とソ連軍にも知らせる事なく、中国内のどこかで密かに別な、本当の休戦交渉を行ったのだと思います。私は、ニッツかケナンかどちらかはその席にいただろうと思っております。合意した基本方針は「侵さず、侵されず」であり、これがあるからこそ、朝鮮動乱後、台湾の件も含めて恫喝や現場の小競り合いがあっても、何ら危機が発生しない、不思議な安定感があったのだろうと思うのです。
今回、北京での話し合いは、この件の再確認(朝鮮で連邦が成立しても、指揮権は朝鮮側に戻さない。朝鮮で二度と動乱を起こさせない)と、米国と中国の「侵さず、侵されず」を再確認したのだろうと思います。

韓国は、大統領が替わるたびに言うこともやる事も変わりますが、日本、米国、中国などはそれなりに50年、100年前の事も断絶なく生きて、語り継いでいるところがありますから、或る程度の安心感はあります。
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