ラオスの古典曲ラオドゥアンドゥアン
投稿者: utsukusiikuninihonn 投稿日時: 2004/09/29 04:05 投稿番号: [3087 / 85019]
皆様は、ラオスの古典曲「ラオドゥアンドゥアン」という歌曲を御存じでしょうか?
18世紀頃に作られた大変古い曲なのですが、その後、幾つかの現地の歌詞も付けられていて、ラオスでなら知らぬ人のいない歌曲です。
私は、もう数十年前、まだ、タイが今のように近代的な産業国に生まれ変わる以前、工業団地地区への道も舗装されていなかった頃、バンコックにおりました。或る交渉でラオスに行くよう急遽命じられました。結局、都合がつかず、他の者に行ってもらったのですが、その後、私がラオスに行きたがっていたと聞いた現地の方が、後にバンコックに訪ねてきて、おみやげでテープにはいったラオスの歌曲集をくれました。
その中に入っていた曲です。
歌詞は、外国にいるラオス人が月を見ながら、故郷を思う、というもので、調べもゆったり、少し哀愁を帯びております。この曲は永い歴史の中で周辺の国の音楽にも影響を与えました。
その頃、短期間ながらバンコックで一人で住んでおりましたので、私もこの曲を聴きながら、何となく望郷の感にひたりました。米国でもドイツでも、どこにいた時も、時々そのテープをかけました。
何とも言いようのない、ゆったりとした調べで、タイやラオスをすぐに連想できる雰囲気がありますが、聴くたびにまた一方で、仏領インドシナに独立をもたらしながら、その後悲運に見舞われる日本の将兵の方々もこれを聴いたのだろうか、また、こんなゆったりとした曲を愛する人々に何故、あれほど過酷な運命と、何十年にもわたる独立戦争が待っていなければならなかったのだろうか?などなど、複雑な気持ちにもなりました。
インドシナ三国の過酷な運命を思う時、いつもふと浮かぶ曲です。
皆様も機会があればぜひお聴き下さい。
一度聴くと忘れられない、何とも言えない不思議な調べです。
これは メッセージ 1 (topics_editor さん)への返信です.
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