イルカは美味しいですか?

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映画 「キングコーン」 。

投稿者: toripan1111 投稿日時: 2010/04/13 23:49 投稿番号: [89 / 132]
こちらはアメリカ農業畜産の異常さを描いた「キングコーン」の概要。

日本の畜産飼料も大半はこのアメリカ産「デントコーン」になりますから、全然人事なんかじゃアリマセン♪

http://d.hatena.ne.jp/fanatic7/20100320/1269057286

人口1000人ほどの町なので、近所の農家が色々教えてくれる。まず、種を買ってきて、種まき機を借りるのだが、ハイテク機のおかげで種まきは18分で終わってしまう。次は何をすればいいか聞くと、「ほっとけばいいんだよ」と。除草剤を機械で撒くが、種はものすごい品種改良をやっていて、特定の除草剤に耐えるよう遺伝子操作されている。通常は作物も一緒に枯れてしまうような強力な散布をしても、まったく問題が無い。

結果的に、ほとんど手に泥を付けずに3万本も収穫できてしまった。次に売りに行くと、25キロで300円、3万本を収穫して”3万円”にしかならなかった。結果的に19ドルの赤字だった。ただし、政府が助成金を多量に出しており、売値ではトントンだが助成金で暮らすことができてしまう。しかも事前に栽培の申請をするだけで主人公たちは28ドル受け取った。助成金のおかげで農業に失敗することはない。しかも、栽培が簡単なのでみんながトウモロコシ畑ばかりを作っていたのだ。

収穫したトウモロコシをとりあえず食べてみると、まったく味がない。マズい。我々が普段食べている品種は、スイートコーンという食用のものだが、これは作付け面積がとても少ない。作られているのは品種改良で造られた純粋なデンプン質だけのトウモロコシ。味も旨みも栄養もないので、食べてもおいしくない。

2人は実際に売ったトウモロコシを追いかけていくことにした。すると、5割が家畜の飼料になっていた。昔、アメリカの牛はほとんど放牧で育てられていたが、今はほとんど(90%)がコーンで育っている。なぜ放牧をやめたかというと、気色の悪いことにコーンで育つ牛は、牧草で育てるときの”2倍”のスピードで解体できる大きさになるという。しかも、放し飼いせずにブロイラーのように狭い飼育場に押し込めて、コーンを食べさせるだけなので、コストはさらに下がる。この仕組みが出来て、マクドナルドのハンバーガーが異様に安くなった。

ただし、牛の胃袋は反芻する。それはエサである草の繊維が多いためだが、コーンを食べさせ続けるとどうなるか。胃液が出すぎて牛の身体に穴が開く。映画にも脇腹に大きな穴の開いた牛が並んでいるシーンが出てくる。これを防ぐためには胃酸を押さえる薬を飲ませ、抗生物質を大量に投与する必要がある。アメリカで流通している抗生物質の70%が家畜用に使われており、10万頭を飼育する飼育場では170万人の都市と同量の廃棄物を出すという。

しかも、穀物飼料で育った牛の骨付きステーキは9グラムの飽和脂肪を含むという(通常の牧草で育った牛は1.3グラム)。我々が食べているのは高脂肪の牛だということになり、ハンバーガーは肉に見えるが、本当は”単なる脂肪の塊”で、なんと65%が脂肪。
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