Re: 飽和論への3つの反論はいずれも誤り
投稿者: fishermanseahorse 投稿日時: 2011/12/27 01:14 投稿番号: [53637 / 55267]
極めてでたらめな実験であり、温室効果と無関係です。
まず、光源として日光を使っていますが、温室効果に関係している赤外線は地表から上向きに出る炭酸ガスが吸収可能な波長15μmの地球放射です。
光源としては、温度15度の物体から黒体放射として出る熱赤外線を用いなければなりません。
次に、炭酸ガスの濃度がでたらめです。100年後に予測されている炭酸ガス濃度は現在の倍の0.08%ですが、実験では100%近い炭酸ガスが用いられていて極めて非現実的です。
さらに温度を測っていますが、赤外線の吸収は赤外線スペクトルを測る機械を用いるべきです。炭酸ガスに温室効果があることを発見したチンダルは150年ほど前に赤外線の量を測っています。
また、後にチンダルによる炭酸ガスの赤外線吸収の飽和の実験の追試をして同じ結果を得たK.オングストロームも赤外線の量を測っています。
温度を測ると、おそらく炭酸ガスによる再放射がペットボトルに当たって、そのペットボトルが中の炭酸ガスを暖めた結果が出てくるのでしょうが、直接の測定ではなく、適切ではありません。
この実験結果から得られる結論は次の通りです。
「炭酸ガスは太陽放射の一部を吸収するため、地球に対して冷却効果がある。」
実験は下のリンクの赤の太陽放射の中の近赤外線の波長2μmと1.5μmの分を炭酸ガスが吸収したことを示しています。
赤の太陽放射を吸収するガスは冷却効果、青の地球放射の遠赤外線を吸収するガスは温室効果があります。
炭酸ガスは両方に吸収域がありますが、15μmの吸収の方が2μmと1.5μmの吸収よりも圧倒的に大きいので温室効果ガスとして扱われています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Atmospheric_Transmission_JA.pngこのでたらめな実験のリンクをお示しになったということは、イナさんが温室効果のメカニズムの本質を全く理解していないことが白日のもとに明らかになったということになります。
これは メッセージ 53631 (inatarou2001 さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/2000251/co5e29ch2bdldbja4k4xa47a4f0l8c0a1aa_1/53637.html