温暖化の科学(温暖化を科学する)
投稿者: matibitott2004 投稿日時: 2011/12/16 21:11 投稿番号: [53497 / 55267]
海洋生物学の立場で海水温の変化を見てみましょう。
魚類の中に回遊魚と分類される魚がいます。
深海(海底近く)で産卵・回遊・孵化・稚魚・成長・産卵(死)の生命循環の魚にスケソウダラがいます。
タラコ・タチカマ・辛子明太子等々に加工される魚です。この魚が漁業対象魚となったのは、スケソウダラの延縄漁が開発されてからです。
回遊魚は一回で沢山の魚卵を生みますからそれが全て成魚になり産卵を始めると近海はその魚であふれかえってしまいます。
鰊のようにでしょうね!
つまり、スケソウダラがこの地球上(北海)に誕生しスケソウダラ延縄漁が始まるまで、生まれたスケソウダラのほとんどは他の魚の餌になっていたのです。
これが回遊魚を特徴づける生態の基本です。
この生態をもって回遊魚と名付ける訳です。
そのスケソウダラの生息数がどんどん減少してきています。同時にどんどん成魚の魚体が小型化しています。
魚の性は不思議で魚群とか海水温(給餌環境)とか天敵魚の増減とか様々な環境に左右されるものもいます。
ホルモンによる女性化問題です。環境そのもかがホルモンの分泌に変化を与える事があるようです。
スケソウダラの産卵・孵化は海水温2度程の深海底で産卵、上昇流にのって海面に近づき(産卵後の一定時間経過)で孵化します。
海水温の変化はそうした海底回遊魚に多大な影響を与えるでしょう。
深海を回遊するのではなく、中深度の回遊魚はその魚の適温水域を求めて回遊し海の食物連鎖の中で増減を繰り返しているので、海水温の変化にはあまり大きな影響を受けないでしょうが?
スケソウダラは深海底の回遊魚です。
地球には深層水循環があり、深層水循環が地球の海水温の平均化にも大いに影響を与えているようです。
大気温の上昇以上に海水温の変化は地球上の生命体系に大きな影響を与えるのではないでしょうか?
人類は海水面の上昇による陸地の減少(国の消滅)にこころを奪われている以上に温暖化は様々な生物種に今までになかったような進化(対応)を促しているのではないでしょうか?
これは メッセージ 53479 (matibitott2004 さん)への返信です.
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