危険な北極海の海氷の状況
投稿者: dvzt0aa 投稿日時: 2011/09/13 22:51 投稿番号: [52762 / 55267]
>南極の氷が融けることが危機的だというのは分かるのだが、
北極の氷が融けることが、なぜ危機的なのか?
北極の氷が融けても海水面は上昇しないし、東アジア−欧州間の航路が
大幅に短縮されるし、いいことしか思い浮かばない。
北極域の海氷の融解は危機的で人類の未来に深刻な影を落とす。
海氷の減少は専門家の予測を超える速度で進行中だ。
http://nsidc.org/images/arcticseaicenews/20110906_Figure3.png
今世紀後半、夏季には海氷の完全消滅が懸念されている。
海氷の消滅は海氷上で暮らす野生動物に致命的な影響を与える。
「白クマがどうなろうと我々の生活には関係ない、航路短縮の利便性の方が遥かに有益だ、北極の温暖化はむしろ望ましい」などと目先の利益しか考えない人が増えているのは残念なことだ。
人類は人類のためと称して自然生態系を破壊して来た。
だが、これ以上の破壊は人類自身が大きな代償を払うことになる。
極域の気温は、気象が過酷のため、観測体制の整備が遅れている。
海氷面積は人工衛星を使い毎日の変化の観測体制が確立している。
海氷は北極域の気候変動を評価する上で重要な指標となっている。
・北極圏での海氷の減少は北極圏の陸氷の減少と連動している。
人工衛星からの重力測定などから、グリーンランドの氷床が従来の予測を遥かに超える速度で融解しているのが観測されている。
IPCC第4次報告書の海面上昇予測(今世紀末18〜59cm)が過小なことが明らかになり、次回の報告書では1m程度に引き上げられるだろう。
グリーンランドの氷床が全て融けると海面は7m上昇し、南極の氷床が全て融けると64m上昇する。
海面上昇を引き起こす氷は十二分に陸上に存在しているのだ。
海面上昇は気温変化に対して遅延があり、気温上昇が停止しても海面上昇はすぐには止まらない。
このまま対策を疎かにすれば海面上昇は1mでは終わらない。
因みに1万4千年前、氷床の大規模崩壊が生じ海面は400年間で20m上昇した。
1mの海面上昇で世界で数億人の生活基盤が脅かされる。
日本の海岸線の総延長は約3万kmで地球の3/4周に達する。
米国、中国、オーストラリアより大きく日本は海岸線大国だ。
日本の周囲を防潮堤で囲む対策は莫大な費用を要し、堤防の決壊時の被害は大きい。
地震、津波、台風が殆ど無いオランダの真似は難しいのだ。
日本の内陸は山地が多く、多くの人が沿岸部に住んでいる。
大津波に遭っても沿岸部からは容易に離れられないのだ。
日本は海面上昇の影響を最も受け易い国の1つだ。
・温暖化問題ではないが、今、世界の海洋生物学者は海洋へのCO2溶け込みによる酸性化の進行に警鐘を鳴らしている。
大気中のCO2濃度は、産業革命前の280ppmから380ppmに増加し、海水のpHは8.17から8.06まで下がった。
水温が2℃以下の海洋でpHが7.84以下になると、炭酸カルシウムのアラゴナイト結晶が維持出来なくなり、アラゴナイトを殻に持つ動物プランクトンが致命的な影響を受けることが実験で確認されている。
これらの生物は小魚の餌となり食物連鎖の底辺に位置するため、滅びると極域の生態系全体に深刻な影響が出る。
CO2濃度が640ppmまで増加するとpHは限界値の7.84に達する。
大気中のCO2濃度は450ppm以下に抑える必要がある、は多くの海洋生物学者の見解だ。
・北極域の温暖化は永久凍土の融解を引き起こし、凍土の下に大量に蓄積されている強力な温室効果ガスのメタンの放出が懸念されている。実際に放出が各地で観測されている。
http://daily-ondanka.com/news/2010/20100328_1.html
・北極海の海氷は太陽光を反射し宇宙に戻す。
海氷が減少すると太陽光は暗い海に吸収され温暖化を加速する。
以上の科学的事実を踏まえ上掲の海氷面積推移のグラフを再度見て考えて欲しい。
北極の氷が融けることが、なぜ危機的なのか?
北極の氷が融けても海水面は上昇しないし、東アジア−欧州間の航路が
大幅に短縮されるし、いいことしか思い浮かばない。
北極域の海氷の融解は危機的で人類の未来に深刻な影を落とす。
海氷の減少は専門家の予測を超える速度で進行中だ。
http://nsidc.org/images/arcticseaicenews/20110906_Figure3.png
今世紀後半、夏季には海氷の完全消滅が懸念されている。
海氷の消滅は海氷上で暮らす野生動物に致命的な影響を与える。
「白クマがどうなろうと我々の生活には関係ない、航路短縮の利便性の方が遥かに有益だ、北極の温暖化はむしろ望ましい」などと目先の利益しか考えない人が増えているのは残念なことだ。
人類は人類のためと称して自然生態系を破壊して来た。
だが、これ以上の破壊は人類自身が大きな代償を払うことになる。
極域の気温は、気象が過酷のため、観測体制の整備が遅れている。
海氷面積は人工衛星を使い毎日の変化の観測体制が確立している。
海氷は北極域の気候変動を評価する上で重要な指標となっている。
・北極圏での海氷の減少は北極圏の陸氷の減少と連動している。
人工衛星からの重力測定などから、グリーンランドの氷床が従来の予測を遥かに超える速度で融解しているのが観測されている。
IPCC第4次報告書の海面上昇予測(今世紀末18〜59cm)が過小なことが明らかになり、次回の報告書では1m程度に引き上げられるだろう。
グリーンランドの氷床が全て融けると海面は7m上昇し、南極の氷床が全て融けると64m上昇する。
海面上昇を引き起こす氷は十二分に陸上に存在しているのだ。
海面上昇は気温変化に対して遅延があり、気温上昇が停止しても海面上昇はすぐには止まらない。
このまま対策を疎かにすれば海面上昇は1mでは終わらない。
因みに1万4千年前、氷床の大規模崩壊が生じ海面は400年間で20m上昇した。
1mの海面上昇で世界で数億人の生活基盤が脅かされる。
日本の海岸線の総延長は約3万kmで地球の3/4周に達する。
米国、中国、オーストラリアより大きく日本は海岸線大国だ。
日本の周囲を防潮堤で囲む対策は莫大な費用を要し、堤防の決壊時の被害は大きい。
地震、津波、台風が殆ど無いオランダの真似は難しいのだ。
日本の内陸は山地が多く、多くの人が沿岸部に住んでいる。
大津波に遭っても沿岸部からは容易に離れられないのだ。
日本は海面上昇の影響を最も受け易い国の1つだ。
・温暖化問題ではないが、今、世界の海洋生物学者は海洋へのCO2溶け込みによる酸性化の進行に警鐘を鳴らしている。
大気中のCO2濃度は、産業革命前の280ppmから380ppmに増加し、海水のpHは8.17から8.06まで下がった。
水温が2℃以下の海洋でpHが7.84以下になると、炭酸カルシウムのアラゴナイト結晶が維持出来なくなり、アラゴナイトを殻に持つ動物プランクトンが致命的な影響を受けることが実験で確認されている。
これらの生物は小魚の餌となり食物連鎖の底辺に位置するため、滅びると極域の生態系全体に深刻な影響が出る。
CO2濃度が640ppmまで増加するとpHは限界値の7.84に達する。
大気中のCO2濃度は450ppm以下に抑える必要がある、は多くの海洋生物学者の見解だ。
・北極域の温暖化は永久凍土の融解を引き起こし、凍土の下に大量に蓄積されている強力な温室効果ガスのメタンの放出が懸念されている。実際に放出が各地で観測されている。
http://daily-ondanka.com/news/2010/20100328_1.html
・北極海の海氷は太陽光を反射し宇宙に戻す。
海氷が減少すると太陽光は暗い海に吸収され温暖化を加速する。
以上の科学的事実を踏まえ上掲の海氷面積推移のグラフを再度見て考えて欲しい。
これは メッセージ 52745 (takkejan さん)への返信です.
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