反捕鯨船 日本船と衝突し沈没

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海の牧場をつくる鯨 ①(ウィキより引用) 

投稿者: maddux766 投稿日時: 2010/01/12 06:55 投稿番号: [3074 / 3732]
植物プランクトンが必要とする栄養塩は大陸棚に偏っており、特に暖流と寒流がぶつかる場所や南極・北極などには対流により深海の栄養塩が海面まで運ばれてくる。このような栄養塩が十分にあるところには植物プランクトンを一次生産者とする大きなバイオマスが形成される。しかし、このような海域の面積は僅かであり、大半は栄養塩が少なく魚が住めない海の砂漠になっている。

鯨は消化がさほど良くないため、小魚やオキアミなどの餌を大量に食べ、水分の多い未消化の糞を大量に排泄する。これらの糞にはタンパク質や脂肪が含まれるため、水より軽くプカプカと浮かんだまま広範囲に広がる性質を持つ。未消化の糞は動物プランクトンや小魚の餌となり、また糞は植物プランクトンに必要な栄養塩となって光合成を促進する。これは鯨が水平方向に栄養塩を運ぶ例だが、マッコウクジラは垂直方向へも栄養塩を運ぶ。すなわち、深海に住む生物を餌にすることで、一旦沈んだ栄養塩を海面まで引き上げている。これにより、大陸から遠く離れた海域にもマッコウクジラが深海から栄養塩を供給することで海のオアシスができている可能性がある。

人間が鯨を商業捕鯨として大量殺戮する以前は、鯨の糞の量が年間数十億トン程度あったと推測され、これは人類が年間に生産する化学肥料にほぼ匹敵するかそれ以上の栄養塩を含んでいる。特に糞に含まれる鉄イオンは、僅かな量で海の砂漠に大量の植物プランクトンを発生させる効果があることが知られており、泳ぎながらあちこちに排泄することで、鯨は、現在の漁場よりもずっと広い面積に、自身が餌とした量よりも遙かに多いバイオマスを形成させ、大量の海洋生物を支えていたと考えられる。なお、単純に鉄イオンだけを海洋に散布した場合も植物プランクトンを増やす効果を持つが、鯨と同列に議論すべきものではない。というのは、鯨の糞はさらに様々な栄養塩や栄養素を含んでいる、いわば有機肥料+飼料だからである。
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