Re: 【朝鮮半島紛争:本質は米中の代理戦争
投稿者: tobikaketeruahiru 投稿日時: 2010/05/22 19:13 投稿番号: [1398 / 5735]
懇切丁寧な御意見をありがとうございます。あなたの御意見には共感できる部分も多いのですが・・・・。
>お言葉ですが、古来、中国の歴史は、漢民族の内乱そして統一・拡大の歴史でした。大中華主義という言葉があります。唐の時代は、周辺国が侵略されたり恐れをなして、属国化していきました(朝鮮もその一つ)が、日本は海で隔てられているので、物理的に侵略されなかっただけです。
中華主義には別の思想的な背景がありますね。徳知主義によって文明の恩恵を施すという考え方であって、現代の軍事的侵略と同列には論じられません。それ自体、尊大な考え方ではありますが(笑)、朝鮮や日本は外交的な知恵を絞りながらこれに対応しつつ、直接的な支配を回避してきたというのが、前近代の凡その東アジア外交ではないでしょうか?
>現在、中国は他民族国家で、地図を見れば多くの自治省があります。第2次大戦後は、チベットとトルキスタンなどを侵略し、抵抗を受けながら支配しています。
これ自体は確かに問題がありますが、基本的には中国の国内問題であるというのが私の認識です。少数民族の圧迫は、中国に限ったことではなく、それを中国の侵略的な性格の証左とできるのでしょうか?
>国家体制も異なる台湾を執拗に支配しようとしています。台湾を支配すれば、外洋への出口が確保され、日韓のシーレーンを掌握して、日韓も支配できるからです。
台湾の問題は歴史的経緯が厄介なので、ここでは割愛しますが、後段の、「シーレーンを掌握して、日韓も支配」というのは、如何なものでしょう?
日韓の経済的役割を考えれば、国際社会がそれを容認しないでしょうし、中国がそこまでアジア全域を支配下に置こうと考えているかどうかは疑問です。
>今まで中国は陸軍以外、大した軍事力がありませんでしたが、今は空海、核ミサイルなど総合的軍事力を持ち、軍事力を背景に高圧的外交を仕掛けてくることは明白です。
ですから、前に書きましたように、こうした中国の姿勢は、米国のパワーゲームに対応するための措置ではないかと思います。最近の核軍縮問題に対する中国側の発言に、それはよく示されています。要は、中ソが本格的に核軍縮の取り組むことがハッキリするまでは、中国も核軍縮に踏み切る訳にはいかないということでしょう。
>中国も共産党独裁に矛盾があることは承知ですが、すぐに民主化は難しい状況です。後10年以上かかると思いますが、新しい体制を模索する時が来ますから、その時までに真の民主主義(基本的人権、自由選挙や三権分立など)の価値観が中国全体に浸透すべく、日本は働きかけるべきです。
これは私も大いに賛成です。ただし、そのために日本もパワーゲームに参加すべきだという点だけ、あなたに共感できないのです。
>米国の現在のパワーゲームは、基本的に民主主義の拡大を目的とします。悪作用として、マネー資本主義や宗教的対立などを招いていますが、もはや国家侵略や覇権を目的とするものではありません。
これは米国を評価し過ぎではないですか?(笑)
米国は、戦後、一貫して「民主主義を守る」と称して、世界各地に紛争の火種をまき散らしたのであって、あなたほどの方が、それを盲信しているのは不思議な気がします。その背景には、経済覇権の維持という意図があったことは否定しようが無いのでは?
例えば、米国は、日本が安保を破棄して基地返還を求めれば、撤退するでしょう。しかし、ロシア、韓国、中国は一旦占拠すれば、絶対手放しません。
>「国力において圧倒的な差のある中国に対して、日本がこのような姿勢を取ることは大変危険」というのは、既に敗北主義的思考です。
そうでしょうか?私には、米国の抑止力が不可欠だとして、結果的に米国のアジア戦略に組み込まれて汲々としている現在の日本の方が、よほど敗北主義的に見えるのですが・・・・。
>日本は、米国や周辺国と連携して、中国の民主化を働きかけるべきです。また、中国の横暴が出るならば、それらの国々と連携して、アジアの指導国の一つとして率先して立ち上がるべきです。
これは同感です。軍事力抜きでそれができたら素晴らしいですね。
>お言葉ですが、古来、中国の歴史は、漢民族の内乱そして統一・拡大の歴史でした。大中華主義という言葉があります。唐の時代は、周辺国が侵略されたり恐れをなして、属国化していきました(朝鮮もその一つ)が、日本は海で隔てられているので、物理的に侵略されなかっただけです。
中華主義には別の思想的な背景がありますね。徳知主義によって文明の恩恵を施すという考え方であって、現代の軍事的侵略と同列には論じられません。それ自体、尊大な考え方ではありますが(笑)、朝鮮や日本は外交的な知恵を絞りながらこれに対応しつつ、直接的な支配を回避してきたというのが、前近代の凡その東アジア外交ではないでしょうか?
>現在、中国は他民族国家で、地図を見れば多くの自治省があります。第2次大戦後は、チベットとトルキスタンなどを侵略し、抵抗を受けながら支配しています。
これ自体は確かに問題がありますが、基本的には中国の国内問題であるというのが私の認識です。少数民族の圧迫は、中国に限ったことではなく、それを中国の侵略的な性格の証左とできるのでしょうか?
>国家体制も異なる台湾を執拗に支配しようとしています。台湾を支配すれば、外洋への出口が確保され、日韓のシーレーンを掌握して、日韓も支配できるからです。
台湾の問題は歴史的経緯が厄介なので、ここでは割愛しますが、後段の、「シーレーンを掌握して、日韓も支配」というのは、如何なものでしょう?
日韓の経済的役割を考えれば、国際社会がそれを容認しないでしょうし、中国がそこまでアジア全域を支配下に置こうと考えているかどうかは疑問です。
>今まで中国は陸軍以外、大した軍事力がありませんでしたが、今は空海、核ミサイルなど総合的軍事力を持ち、軍事力を背景に高圧的外交を仕掛けてくることは明白です。
ですから、前に書きましたように、こうした中国の姿勢は、米国のパワーゲームに対応するための措置ではないかと思います。最近の核軍縮問題に対する中国側の発言に、それはよく示されています。要は、中ソが本格的に核軍縮の取り組むことがハッキリするまでは、中国も核軍縮に踏み切る訳にはいかないということでしょう。
>中国も共産党独裁に矛盾があることは承知ですが、すぐに民主化は難しい状況です。後10年以上かかると思いますが、新しい体制を模索する時が来ますから、その時までに真の民主主義(基本的人権、自由選挙や三権分立など)の価値観が中国全体に浸透すべく、日本は働きかけるべきです。
これは私も大いに賛成です。ただし、そのために日本もパワーゲームに参加すべきだという点だけ、あなたに共感できないのです。
>米国の現在のパワーゲームは、基本的に民主主義の拡大を目的とします。悪作用として、マネー資本主義や宗教的対立などを招いていますが、もはや国家侵略や覇権を目的とするものではありません。
これは米国を評価し過ぎではないですか?(笑)
米国は、戦後、一貫して「民主主義を守る」と称して、世界各地に紛争の火種をまき散らしたのであって、あなたほどの方が、それを盲信しているのは不思議な気がします。その背景には、経済覇権の維持という意図があったことは否定しようが無いのでは?
例えば、米国は、日本が安保を破棄して基地返還を求めれば、撤退するでしょう。しかし、ロシア、韓国、中国は一旦占拠すれば、絶対手放しません。
>「国力において圧倒的な差のある中国に対して、日本がこのような姿勢を取ることは大変危険」というのは、既に敗北主義的思考です。
そうでしょうか?私には、米国の抑止力が不可欠だとして、結果的に米国のアジア戦略に組み込まれて汲々としている現在の日本の方が、よほど敗北主義的に見えるのですが・・・・。
>日本は、米国や周辺国と連携して、中国の民主化を働きかけるべきです。また、中国の横暴が出るならば、それらの国々と連携して、アジアの指導国の一つとして率先して立ち上がるべきです。
これは同感です。軍事力抜きでそれができたら素晴らしいですね。
これは メッセージ 1333 (hello_bonbon2020 さん)への返信です.