Re: 東条英機 -東京裁判宣誓供述書-
投稿者: senrigoma 投稿日時: 2010/12/21 14:12 投稿番号: [921 / 2332]
東条は東京裁判において、まず、この戦争の直接の原因が世界経済の構造的な変化によって起きた世界恐慌にあるとした。そして、これによって資源を持っているアメリカなどの国が、資源を持たない日本を所謂ABCDラインの武力包囲と経済封鎖、日本資産の凍結、物資の禁輸などによって排除しようとしたために、窮地に追い詰められた日本が実力(武力)で資源獲得をしなければならなかった、と主張した。
このことからわかるように、東条にとって、そして日本にとって、この戦争は明確な自衛戦争という認識だった。
また、その一方で東条はこうした日本経済の弱さに由来する日本の大陸政策の限界についても指摘した。
それは東亜の保全と支那との協力を求めていながら、支那に対して侵略的な行動に出てしまったこと、また人種平等を要求していた日本が支那に不平等条約を強要し、それを維持し続けるという矛盾のために、半植民地、半封建主義の状態から抜け出そうとしていた支那の民族主義と激しく対立してしまった、と論じた。
更に東条は、世界戦争が勃発する背景には歴史的に根深い原因があるとしながら、戦争責任を一方の指導者に被せ、国際法上、外交上の開戦責任を論じたところで本質的な原因の究明にはならないとして東京裁判のあり方を批判した。
それは、東京裁判が「文明と人道」を法基準とする以上、当然それは連合国側にも及ぶべきものではないのか、というものだった。
このような東条の論理性、高潔さ、毅然とした態度は、そのいずれをとっても現代人が見習うべき点ばかりであって、東条を批判する資格のある人間が政治家も国民も、ウヨもサヨも、全て含めて今の日本にどれだけいるというんだ?
もしも当時の指導者と国民が現代のそれと同じレベルだったら、現時点で日本という国は存在していないだろうな。
これは メッセージ 920 (senrigoma さん)への返信です.
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