政府の洗脳はここまで浸透した
投稿者: yume_sarasa1211 投稿日時: 2010/12/23 04:37 投稿番号: [1388 / 2332]
「日本で稼いだカネはいらない」――政府の洗脳はここまで浸透した
SPECIAL REPORT 〜 中国共産党の「反日・愛国」教育
SAPIO 2006年12月13日号
●石平 SEKI Hei (日中問題研究家)
ここ約20年ほどで中国は親日から反日に劇的な変化を遂げた。
とりわけ、共産党のなりふり構わぬ愛国教育の激しさは目を覆うばかりだ。
今から6年ほど前に中国四川省の実家に帰省したときのことである。
大学1年の甥が遊びに来たので、私が財布から何百元か取り出し
小遣いとして渡そうとすると、彼はこう言った。
「おじさんのお金は日本人からもらった給料だろう。そんなお金はいらない!」
まさか身内の人間からそんな言葉を浴びせられるとは思いも寄らなかった。
甥は純真で真面目な子だったので昔からかわいがってきたし、
彼もよくなついていた。
それなのに、当時の大学生の1カ月分の生活費を、
「日本人の汚い金だ」とためらいもなく振り払ったのだ。
私はその何年か前から、中国に帰るたびに、社会の空気の変化に気づいてはいた。
中国の友人や知り合いに会い、日本で仕事をしていることを伝えると、
「あんな陰湿な社会にいたら酷い目に遭っているに違いない」
と決めつけられ、同情される。
それに反論すれば、今度は「お前は日本人に買収されて
ウソをついている売国賊だ」と罵倒されるのである。
だから、この甥に対して説明しても無駄だとすぐに悟り、
話を変えようとした。ところが、彼は逆にこう質問してきたのである。
「日本がもう一度中国を侵略してきたら、おじさんはどうする?
中国に帰ってくる?」
あまりにバカバカしくて反論する気にもならず、
冗談半分で「そうなったらお前はどうする?」と聞き返してみた。
すると、甥は背筋を伸ばして、
「僕は最前線で戦う。小日本を徹底的にやっつけるんだ」と答えた。
「実は大学で共産党の入党申請書を提出したんだ」
私が「そうか、お前は共産党が好きなのか」と聞くと、
「当然だろう。中国人ならみな共産党が好きじゃないか。
昔、日本侵略軍をやっつけたのは共産党だし、
今も日本の侵略を防いでいるのは共産党のおかげだ。
おじさんは歴史を知らないのか!」と食ってかかってきたのである。
こうなると叔父も甥もない。
「じゃあ聞くが、今から11年前に北京で起きた
6・4事件(天安門事件)を君はどう思う」
「あ、あれのことか。はっきり言いますが、
おじさんたちのやったことは間違いです。党と政府の措置は正しかった」
つづく
SPECIAL REPORT 〜 中国共産党の「反日・愛国」教育
SAPIO 2006年12月13日号
●石平 SEKI Hei (日中問題研究家)
ここ約20年ほどで中国は親日から反日に劇的な変化を遂げた。
とりわけ、共産党のなりふり構わぬ愛国教育の激しさは目を覆うばかりだ。
今から6年ほど前に中国四川省の実家に帰省したときのことである。
大学1年の甥が遊びに来たので、私が財布から何百元か取り出し
小遣いとして渡そうとすると、彼はこう言った。
「おじさんのお金は日本人からもらった給料だろう。そんなお金はいらない!」
まさか身内の人間からそんな言葉を浴びせられるとは思いも寄らなかった。
甥は純真で真面目な子だったので昔からかわいがってきたし、
彼もよくなついていた。
それなのに、当時の大学生の1カ月分の生活費を、
「日本人の汚い金だ」とためらいもなく振り払ったのだ。
私はその何年か前から、中国に帰るたびに、社会の空気の変化に気づいてはいた。
中国の友人や知り合いに会い、日本で仕事をしていることを伝えると、
「あんな陰湿な社会にいたら酷い目に遭っているに違いない」
と決めつけられ、同情される。
それに反論すれば、今度は「お前は日本人に買収されて
ウソをついている売国賊だ」と罵倒されるのである。
だから、この甥に対して説明しても無駄だとすぐに悟り、
話を変えようとした。ところが、彼は逆にこう質問してきたのである。
「日本がもう一度中国を侵略してきたら、おじさんはどうする?
中国に帰ってくる?」
あまりにバカバカしくて反論する気にもならず、
冗談半分で「そうなったらお前はどうする?」と聞き返してみた。
すると、甥は背筋を伸ばして、
「僕は最前線で戦う。小日本を徹底的にやっつけるんだ」と答えた。
「実は大学で共産党の入党申請書を提出したんだ」
私が「そうか、お前は共産党が好きなのか」と聞くと、
「当然だろう。中国人ならみな共産党が好きじゃないか。
昔、日本侵略軍をやっつけたのは共産党だし、
今も日本の侵略を防いでいるのは共産党のおかげだ。
おじさんは歴史を知らないのか!」と食ってかかってきたのである。
こうなると叔父も甥もない。
「じゃあ聞くが、今から11年前に北京で起きた
6・4事件(天安門事件)を君はどう思う」
「あ、あれのことか。はっきり言いますが、
おじさんたちのやったことは間違いです。党と政府の措置は正しかった」
つづく
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