人声人語
投稿者: nishina3777 投稿日時: 2003/02/26 14:51 投稿番号: [7365 / 28311]
『人声人語』2月26日より引用
強制収容所の中国人から「私たちは隣人同士ですね」と言われて吉林に住む脱北朝鮮人はあっけにとられた。いつもは中国語で「朝鮮」と朝鮮民族であることを告げると、すかさず「北朝鮮保衛部」に問い合わされうんざりしていた。しかし収容所の中国人はその問いを発しないで「同じ収容房の人間だから隣人だ」と。
中国朝鮮人自治区で20年以上亡命生活を送った金正男(キンジョンナム)さんの経験だ(『板門店は南北を分かち、鴨緑江は生死を隔てる』みざる書房)。彼は以来、第三国を経由し、亡命希望の韓国にたどりつく夢を見続けた。もちろん収容所暮らしのいまはかなわぬ夢である。
脱北者というのは不思議な存在だ。北朝鮮から追われていながら中国からも追われている。そのため中国治安局と北朝鮮保安部と、様々な圧力を脱北者は繰り返し受けざるをえない。北朝鮮当局に連行された脱北者の場合は災いがより大きかったかもしれない。
金さんも脱北者の歴史学的条件を言う。脱北者逮捕は「北朝鮮保衛部」そして「中国治安局」による協力の歴史だった、と。だが思考の大転換をして治安維持を政治弾圧に転じよう、と。その象徴が江沢民と金正日である。
きのうの就任式で盧武鉉(ノムヒョン)大統領が語る北東アジア構想を聞きながら金さんの夢を思い浮かべた。また中国と北朝鮮との連携そして両治安担当者の懸け橋に言及するのを聞き、大統領は脱北者や拉致被害者のことを深く考えていないに違いないと思った。
金さんの悪夢と大統領の夢とが重なる。それはまた半島の多くの人たちが思い描いている悪夢でもあろう。
これは メッセージ 7363 (eeechirou さん)への返信です.
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