迷走する「だが、とはいえ」レトリック
投稿者: sagam_2001 投稿日時: 2002/11/23 09:50 投稿番号: [6057 / 28311]
社説11・23「NATO―欧は米の御意見番に」
>…東欧のプラハで開かれた今回のNATO首脳会議は同盟の新しい任務を決めた。テロや大量破壊兵器の拡散を同盟国共通の脅威と位置付け、欧州域外の対テロ戦にも派遣できる即応部隊の新設を決めた。新部隊は1週間から1カ月で展開できる機動性を持つことになる。任務の遂行に必要な軍事能力の近代化でも合意し、米国主導のもとで精密誘導兵器や戦場監視システムなどの導入を進める方針だ。
▲ここまでは事実の報道。
>ロシアとも協力しながら、新設の即応部隊が国際テロ集団に対してにらみをきかせれば、テロの抑止に役立つだろう。組織の撲滅にも効果があるに違いない。
▲必要性に一応賛同して見せたが……。
>同盟が新たな脅威に対応していくのは当然のことである。だが、今日の国際テロの脅威は、世界戦争に直結していたともいえる冷戦時代の脅威とは規模も質も異なる。脅威感も米国と欧州では差がある。目前の重大な脅威と受け止める米国と違って、欧州ではニューヨークの世界貿易センターを倒壊させたようなテロはそう何度も起こせないとみる人が多い。それだけにテロを、NATOが総力をかけて戦うべき敵とするのには無理がある。
▲早速「欧州にはありもしない脅威」とテロ即応部隊の前提を否定してみせた。
>欧米間では軍事力にも大きな差ができてしまった。ハイテク武装した米軍に欧州の軍隊はもはやついていけない。同時多発テロで集団的自衛権を発動したNATOに対して、米国がアフガン作戦への参加を求めなかったのもこのためである。即応部隊の創設には、そうした軍事力の格差を縮め、欧州諸国に米軍を補完できる軍隊を育成してもらいたい、という米国のねらいが色濃く反映されている。
▲なるほど米国の押し付けと「声高に」いうのが目的でありましたか。
>とはいえ、欧州側には国防予算をあまり増やす気はない。ソ連とにらみ合っていた時代でも予算増大に消極的だったのに、その脅威もない今日、国民に軍備増強を受け入れさせることは容易ではない。ただ、欧州は地域安定のために米軍を必要としており、米国は欧州の協力なしに国際秩序を守れない。米国に対する御意見番が欧州しかないことも事実だ。
▲テロも冷戦の脅威もないのに「欧州は地域安定のために米軍を必要としており」ではブッシュのみならず米国納税者が怒りそう。
>米欧ともこの現実を直視し、それぞれの役割を果たしていくしかあるまい。
▲修辞はともかく結論は「勝手にしろ」でありますか。欧州以上に日本は拉致はおろか核やそれ以上の兵器まで既成事実化して恫喝の材料とする国を相手にしております。いまそこにある危機に対応する即応部隊を日米で創れというなら「分からなくもない」が。
これは メッセージ 1 (gesogeso1032 さん)への返信です.
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