「これを社論に」朝日営業部
投稿者: sagam_2001 投稿日時: 2002/11/06 21:37 投稿番号: [5860 / 28311]
先週は本コラムでも北朝鮮による拉致問題に触れた。それは重大な国家犯罪であるとともに、これほど非道な人権侵害問題は他に例を見ないだろう。日本政府にはあるゆる雑音を排し現状回復への努力をするとともに、北朝鮮の責任を追及して欲しい。それは日本の主権のためと言うよりも、国際正義を重んじる日本の、世界に対する義務であると言っても過言ではないだろう。本コラムは先週「国家犯罪といえば、中国がその最たるものであることを、どれだけの人が気づいておられようか」とも問いかけた。
北朝鮮は日本の主権と人道を無視したばかりか、テポドンなどによって脅威まで与えている。日本は自衛のため法整備を急いでいるが、それは当然の防御行為であり、また国際責任の上でもやらねばならないことであろう。こうした脅威が、台湾では日常的なのだ。しかもその脅威は、日本が受けているテポドンの比ではない。中国は公然と台湾海峡沿岸に400
基もの短距離弾道ミサイルを配備し、非常時に相当する軍隊を展開し、間断なく上陸演習までおこなっている。もちろんミサイルの照準は台湾に当てられており、しかも毎年それを50基ずつ増強している。この上で中国は、台湾への武力使用はあり得ると公言しているのである。これほどあからさまな脅威はあるだろうか。つまり中国は、話し合いをする前に武力をちらつかせ、自分の言い分を聞かねば撃ち込むぞ、と公然たる脅しをかけているのである。これほど相手の主権を無視した理不尽な行為は他にあるだろうか。同時に中国は、台湾2300万人の人権をまとめて無視しているのである。
日本で北朝鮮のテポドンが怖いから、金正日の言い分を聞けという世論がないように、台湾にも中国に屈服せよという世論はない。いたとすれば、それは特異な人たちであろう。台湾がこうした脅威にさらされながらも、一歩も退かず当然あるべき自己の主権を主張しているのは、もちろん台湾2300万人の安全保障、ならびに自由と人権擁護ためでもあるが、日本の防衛強化と同様に、それが国際正義を守るための、国際社会の一員としての義務でもあるのだ。
この事実を、日本はもっと注目すべきではないだろうか。台湾海峡の危機による危険度とその規模は、前述の通り北朝鮮からの脅威の比ではないのだ。本欄で何度も主張するように、そこには日本の生命線であるシーレーンが走っており、場合によっては日本の死活問題にも発展しかねないのである。
春夏秋冬 台北週報
2071号
2002.11.7
http://www.roc-taiwan.or.jp/news/week/101.html
これは メッセージ 5857 (prepheyna さん)への返信です.
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