昨年の社説の方がある意味面白かった
投稿者: rykutukgi 投稿日時: 2002/08/04 16:40 投稿番号: [4910 / 28311]
今年の社説は昨年に比べて電波が少なく不満です。
昨年に書いたコメントです。
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14日の中共外務省の日本の防衛白書批判に呼応する朝日の社説です。
・朝日(7月15日、社説)
「防衛白書 脅威、脅威、脅威……」
いつも思うのですが、朝日の見出しには読売を寄せ付けないすばらしさがあります。読売ではこのようなタイトルに出会うことはまずありません。読者というのは本人たちが思っているのど賢くなく、理性的でもありません。具体的、建設的な言葉がならぶ見出しよりも、感情に訴える、奇異に思える、あるいは語呂が目立つタイトルに引きつけられます。「脅威、脅威、脅威」。なんか辻元清美の「総理、総理、総理」を連想させますが、このような単調な言葉の繰り返しは公正で客観的な情報を提供することが期待される紙上では非常に奇異なものです。また、「脅威」という言葉自体も読者自身の感じる「脅威」に連想される、なじみある言葉です。読者を知らず知らずのうちに引きつける上で最高の見出しになっていると言ってよいでしょう。
「北朝鮮や中国の軍事動向には、確かに不透明な部分が多い。だからといって、その脅威を必要以上に言い立てて両国の警戒心をたきつけ、より大きな脅威を招く。それほど愚かなことはない。両国を国際社会の責任あるメンバーとして迎える努力こそ最良の防衛政策だと肝に銘じるべきだ。」
「たしかに不透明な部分が多い」といいながら「必要以上に言い立てて」と断言しきっている部分に説得・洗脳のための強い意志を感じます。断言をすれば、「不透明」なのになぜ「必要以上」といえるのか、と問うことができる読者はいません。読者など書いてあることしか理解できないのです。これを正直に「不透明だが、そのように脅威を言うことが必要なのかどうか」などといったら、そこで読者は考えてしまいます。そして「必要じゃないか?軍事費が大幅に増大しているんだから」などと気づかれてしまう可能性があります。これでは社説の根底が崩れてしまいます。根拠がなくても重要なことは断言することです。これは読者の洗脳のためには重要なステップです。
また、各論を総論でかき消してしまうすばらしいテクニックも使っています。日本も射程に入るICBMの増強、日本近海でのスパイ活動、兵器の近代化。そのことを指摘すると警戒心をたきつけて大きな脅威を招く。具体的な話はいっさい出さず、都合のよい総論ですべてがカバーできるがごとく各論を矮小化する。ディスカッションでは通じない手法ですが、一方的な書き逃げができる新聞の記事・社説では非常有効な手法です。
「そもそも脅威とは何か。弾道ミサイルもそうだが、大気汚染もエイズもエネルギー枯渇も人口爆発も、そして人心の荒廃も脅威である。防衛白書にすべてを求めるのは筋違いだが、折から参院選だ。日本が直面する脅威を総合的にとらえる、視野の広い論議がほしい。それはやはり、政治の責任である。」
ため息が出るほどすばらしい誘導です。防衛白書の論議を「総合的」な他の論議に置き換えることによって相対的な矮小化を行い、読者の視点を中国のミサイルの脅威からそらしています。大気汚染とエイズとエネルギーと人口爆発と心の荒廃と中国のミサイルの脅威を同列の問題のごとく並べることにより、並列処理ができない読者の頭をリセットしています。そして最後に「政治の責任である」と他人に責任をなすりつける気持ちのよい締めくくりです。責任をなすりつける悪役をスケープゴートとして文中におくことは読者サービスの基本です。読者は多く問題があり、解決できないのはすべて政治が悪いのだという心地よい正義感に浸りながらこの社説を読み終えることができます。
江沢民主席様、本日も朝日新聞は奥の深い社説で貴国に対する日本国民の不信を和らげる活動を、手を抜かずにがんばっております。以上ご注進、終わり。
昨年に書いたコメントです。
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14日の中共外務省の日本の防衛白書批判に呼応する朝日の社説です。
・朝日(7月15日、社説)
「防衛白書 脅威、脅威、脅威……」
いつも思うのですが、朝日の見出しには読売を寄せ付けないすばらしさがあります。読売ではこのようなタイトルに出会うことはまずありません。読者というのは本人たちが思っているのど賢くなく、理性的でもありません。具体的、建設的な言葉がならぶ見出しよりも、感情に訴える、奇異に思える、あるいは語呂が目立つタイトルに引きつけられます。「脅威、脅威、脅威」。なんか辻元清美の「総理、総理、総理」を連想させますが、このような単調な言葉の繰り返しは公正で客観的な情報を提供することが期待される紙上では非常に奇異なものです。また、「脅威」という言葉自体も読者自身の感じる「脅威」に連想される、なじみある言葉です。読者を知らず知らずのうちに引きつける上で最高の見出しになっていると言ってよいでしょう。
「北朝鮮や中国の軍事動向には、確かに不透明な部分が多い。だからといって、その脅威を必要以上に言い立てて両国の警戒心をたきつけ、より大きな脅威を招く。それほど愚かなことはない。両国を国際社会の責任あるメンバーとして迎える努力こそ最良の防衛政策だと肝に銘じるべきだ。」
「たしかに不透明な部分が多い」といいながら「必要以上に言い立てて」と断言しきっている部分に説得・洗脳のための強い意志を感じます。断言をすれば、「不透明」なのになぜ「必要以上」といえるのか、と問うことができる読者はいません。読者など書いてあることしか理解できないのです。これを正直に「不透明だが、そのように脅威を言うことが必要なのかどうか」などといったら、そこで読者は考えてしまいます。そして「必要じゃないか?軍事費が大幅に増大しているんだから」などと気づかれてしまう可能性があります。これでは社説の根底が崩れてしまいます。根拠がなくても重要なことは断言することです。これは読者の洗脳のためには重要なステップです。
また、各論を総論でかき消してしまうすばらしいテクニックも使っています。日本も射程に入るICBMの増強、日本近海でのスパイ活動、兵器の近代化。そのことを指摘すると警戒心をたきつけて大きな脅威を招く。具体的な話はいっさい出さず、都合のよい総論ですべてがカバーできるがごとく各論を矮小化する。ディスカッションでは通じない手法ですが、一方的な書き逃げができる新聞の記事・社説では非常有効な手法です。
「そもそも脅威とは何か。弾道ミサイルもそうだが、大気汚染もエイズもエネルギー枯渇も人口爆発も、そして人心の荒廃も脅威である。防衛白書にすべてを求めるのは筋違いだが、折から参院選だ。日本が直面する脅威を総合的にとらえる、視野の広い論議がほしい。それはやはり、政治の責任である。」
ため息が出るほどすばらしい誘導です。防衛白書の論議を「総合的」な他の論議に置き換えることによって相対的な矮小化を行い、読者の視点を中国のミサイルの脅威からそらしています。大気汚染とエイズとエネルギーと人口爆発と心の荒廃と中国のミサイルの脅威を同列の問題のごとく並べることにより、並列処理ができない読者の頭をリセットしています。そして最後に「政治の責任である」と他人に責任をなすりつける気持ちのよい締めくくりです。責任をなすりつける悪役をスケープゴートとして文中におくことは読者サービスの基本です。読者は多く問題があり、解決できないのはすべて政治が悪いのだという心地よい正義感に浸りながらこの社説を読み終えることができます。
江沢民主席様、本日も朝日新聞は奥の深い社説で貴国に対する日本国民の不信を和らげる活動を、手を抜かずにがんばっております。以上ご注進、終わり。
これは メッセージ 4906 (sagam_2001 さん)への返信です.