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驚きの天声人語

投稿者: nonora 投稿日時: 2002/05/04 10:41 投稿番号: [3809 / 28311]
■《天声人語》   05月04日

  「大和は   国のまほろば   たたなづく   青垣   山隠(ごも)れる   大和しうるはし」。

  濃い緑。淡い緑。その中に、シイの木の花の沸き立つような黄色がまじる。キリや山フジの紫も目にまぶしい。奈良盆地は、幾重にもめぐらされた木々の垣根の底に、うっすらとかすんでいる。山麓(さんろく)をはう「山の辺の道」は今、この歌がぴったりの季節である。

  連休の一日、古代の国道1号ともいえるこの道を、桜井市から天理市まで15キロほど歩いた。道沿いには古墳や神社がたくさんあり、ひとときのタイムスリップを味わえる。景行天皇陵古墳もその一つだ。

  古事記によれば、冒頭のは、景行天皇の皇子ヤマトタケルノミコトの望郷の歌である。父に命じられた東征の帰路、能煩野(のぼの)(三重県)で力つきたヤマトタケルは、ついに帰らぬ人となる。日本書紀はこの歌を景行天皇の作としている。でも、悲劇の主人公が死に臨んで美しいふるさとに思いをいたした、という方がずっと魅力的だ。実際は、民衆に歌い継がれた歌謡だったのだろうが、山の辺の道を歩くと、史実より物語を優先させたい気持ちになる。

  大和三山を一望するスポットでは、万葉集の一句が浮かんだ。「香具山(かぐやま)は   畝火(うねび)ををしと   耳梨(みみなし)と   相あらそひき……」。

  いつの世にもある三角関係である。畝傍山(うねびやま)が女性で、香久山(かぐやま)と耳成山(みみなしやま)が男性だとばかり思っていたが、香久山が女性という解釈もあると知った。そういわれてみれば、この山はゆるやかで、やわらかい。はてどちらがどちらか、などと思い巡らせるのも、散策の楽しみだ。



あまりの驚きについ著作権法違反スレスレの全文引用をしてしまいました。
なんと、朝日新聞が極右新聞になってしまったからです。
今日の天声人語。
平成13年6月28日付けの教科書問題についての社説で、
『この教科書には、事実でない糸が混ざっています。
  例えば、昭和天皇は第124代、と記述されています。実在しない天皇も含めた数字です。 』
と、過去の天皇の実在について疑問を呈しているのにもかかわらず、
今日の天声人語では、
『景行天皇陵古墳もその一つだ。』などと、さも景行天皇が実在したかのように記述しています。

しかも、天皇の統治を正当化するためにつくられた偽書といわれる、古事記、日本書紀からの引用。
「天声人語」とは、8世紀イギリスの聖職者アルカインの言葉で、
ラテン語の「VOX POPULI VOX DEI」(民の声は天の声)の訳とされていますが、
そのような高尚なコラムのタイトルなのにもかかわらず、
天皇のための偽書を引用するなんて、どうした了見なのでしょうか?



僕は怒っています。
朝日新聞はいつから大政翼賛的な極右新聞になったのでしょうか?
民の声を伝えるのが朝日新聞の使命だったのではないのでしょうか。
僕は、今日の天声人語を読んで恐ろしい気分になりました。
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