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孫悟空(エボラ出血熱)緊箍呪は未だ無い

投稿者: kyurokuhachi 投稿日時: 2005/07/28 22:16 投稿番号: [19226 / 28311]
エボラウイルスは、RNAウイルスで、フィロウイルス(ひも状ウイルス)です。黄疸出血熱といわれ、多臓器障害を起こすウイルスです。その感染力の強さと、80パーセントにも及ぶ致命率の高さから、恐ろしくて研究者さえいないほどの最凶ウイルスです。自然宿主や治療法もわかっていません。そして、感染を広げる一番の要因が、設問にあるDICです。体のあちこちから出血を起こし、しかもその血液は凝固しないため長く感染源となります。飛び散った血液を処理しようとした人、患者さんの止血処置をしようとした人たちが次々に感染します。皆さんも、決して他人の血液に素手で触れるようなことはしないよう日常から訓練しておきましょう。同様の疾患である、マールブルグ熱はサル、ラッサ熱はネズミと、自然宿主が判明しているためそれらの動物を駆除、ないし接触を避ければアウトブレイクは防げます。一方、エボラの宿主もサルではないかといわれましたが、現在では否定的です。それどころか、サルの間ではどうやら空気感染をしているらしいとわかり、世界中の研究者がぞっとしました。人の間ではやり始めると大変なことになります。


<エボラ出血熱の症候>
  エボラ出血熱の症状は感染後4〜16日後にみられ始める。初期症状は発熱、悪寒、頭痛、筋痛、食欲不振等である。病気が進行するにつれ、嘔吐、下痢、腹部痛等が起こる。血液は凝固しにくくなり、注射部位からは出血が続き、消化器、皮膚、臓器でも出血傾向が起こる。

<伝播様式>
  エボラウイルスは重症な患者との濃厚な個人的接触により広がる。以前の流行では感染者を看護する医療従事者や家族に人から人への伝染は起こった。ウイルスの伝染は皮下注射の注射器からも起こった。ザイールやスーダンの様な発展途上国では注射針を複数の患者に使用するなどヘルスケアシステムは未発達である。
  エボラウイルスは性的接触でも人から人へ広がる。不顕性感染者との濃厚な個人的接触で感染が起こることは稀である。エボラウイルス感染症から回復した人からの感染拡大の危険性は少ない。しかしそうした人達も回復後しばらくは生殖器からの分泌液中にウイルスは存在するかもしれず、性的接触によりウイルスが広がる可能性はある。
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