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今日の天声人語は良かった

投稿者: royaleibunpohaiibunpo 投稿日時: 2001/09/01 03:50 投稿番号: [1711 / 28311]
今日の天声人語はなかなか良かった。
小池民男という人の書いた記事らしい。
勝谷誠彦氏の言葉を借りると、「築地最後の良識の一人」だって。

勝谷誠彦の××な日々。
http://www.diary.ne.jp/user/31174/

■《天声人語》   08月31日
  もし国産ロケットH2Aの打ち上げに失敗していたらどうだったろうか。ついそんなことを想像した。宇宙開発への痛手にとどまらず、世の中への心理的打撃は極めて大きかったのではないか。

  日本のやることはことごとくうまくいかない。そんな沈んだ雰囲気が一段と広がる恐れがあった。海外のメディアがからかい半分に報じるだろうことも容易に想像できる。いろいろな意味で背水の陣だったろう。まずはほっとさせられた。

  失業率が5%になった。それをさらに押し上げる可能性のある有力企業の人員削減が相次ぐ。株価は最低水準を低迷する。アメリカ経済への不安も増している。気のめいる話ばかりだ。そんなとき、朗報が届くとありがたい。

  イチロー選手が200安打に達した。大リーグ一番乗りとは素晴らしい。1カ月漂流して救助された武智三繁さんもいる。「スイカの1個でも流れてこないか」と思いながら飢えと渇きに耐えた。「執着しないことがよかった」と語った。極限状況のなかで生き抜く人間の強さだ。

  この8月、さまざまな方から便りをいただいた。それらを読みながら感じたのは、犠牲も大きかったが、戦中、戦後を皆たくましく生き延びてきたものだということだ。この底力は頼もしい。

  〈米五合とひらめ一尾の取引に貧しき母は異様に逞(たくま)し〉。歌人の宮柊二さんが「生き生きとした無名者の歌」と題した随筆(54年)に引いた歌のひとつだ。「未来に来ん時代に最も偽り得ない今日の時代感情を伝える」。そう記した宮さんの思いはいまに伝わる。
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