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今日はちょっと朝日のいいところを

投稿者: joint2000002 投稿日時: 2003/11/19 12:23 投稿番号: [11605 / 28311]
朝日の中でも文化総合面のコラム「ゼロサン時評」は、著名人などが自分の意見を思うように書いているらしく、朝日新聞の紙面の中で異質な雰囲気をかもしている部分である。
作家石田衣良氏、名前が今出てこないが映画監督など、あまり朝日に毒されていない意見を吐いていて朝日紙面の中で唯一といっていいほどのオアシスとなっている。
これを”読者の投稿”や、”その後の反響”(以前井原正巳のコラムでやったような感情的優等生的な読者の反応)として偏った特集を組まなければここの部分が唯一朝日の良心となりうるのだが、今回はどうなることやら。


11月19日朝日新聞朝刊   20面
『ゼロサン時評』
  「米国と世界つなぐ役を」   石田衣良   作家

  現在の世界で最大の不安定要因は、アメリカだ。それも大統領や新保守派ではなく、移り気なアメリカ世論である。圧倒的な経済力と軍事力を持つこの国は、歴史的に見て、世界の警察官と国内引きこもりのあいだを、極端な振幅で揺れ動いてきた。ソビエト連邦崩壊以降、多極化して混乱しきった世界で、アメリカが再び孤立主義に走ること。それが考えうる世界最大の危機だとぼくは思う。
  アメリカは繊細で女性的な国だ。9・11の余波でヒステリー状態にあるこの国に仏独のように正面から正論をぶつけても、孤立主義に追いやるだけである。この危機を背景に、自衛隊のイラク派遣が始まろうとしている。治安維持と復興支援のための駐留でも、イタリア軍への自爆テロのように、一方的な攻撃を受ける可能性がある。東京の心臓部でテロを起こすとの脅迫さえ報じられた。有事法制の手続きや違憲性で論議も対立している。だが、これら全てを考え合わせても、この派遣には必然性があると思う。
  ぼくは政治的なイッシューについて書くのを本来好まない。小説とは違い、言葉が情報のノイズに呑まれ、虚しく空転するだけだからだ。だが、この問題は「アメリカのいいなり」などといって済ませるような次元にはない。日本はアメリカを世界に繋ぎとめる橋の役割を積極的に演じる必要がある。時評のコラムを引き受けた以上、避けることは出来ないと考え、この稿を書いた。多くの読者の意見を聞きたい。


↑多少小説的捉え方もありながら、「アメリカのいいなりはダメ」「派遣は人が死ぬのでダメ」に終わらない、そこからさきの思考と議論の展開を提案。
感情論、優等生的反応のみで終わらせるか、議論を進めていくことが出来るか、朝日の変化の指標となりますか。
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