那智高雄さま、台湾は馬英九氏を選んだ
投稿者: cafebangchhunhong 投稿日時: 2008/03/23 12:13 投稿番号: [9185 / 10346]
那智高雄さま
怒涛の如く台湾の総統選挙が終了しました。なんと、200万票以上の差をつけて国民党の圧勝。
2000年に民進党が政権を奪取した時期と、2008年の現在とでは、有権者の政治意識が180度変化したことを示しています。
2000年までは台湾意識の盛り上がり、特に本省人(ミン南人)意識が台頭して、民進党に有利だったようです。
しかし、台湾は本省人(ミン南人)だけの一枚岩ではなく、実は原住民、客家人、外省人、あるいはそれらの混血等さまざまな民族が集まった他民族国家で、本省人(ミン南人)の権益保護に集中した民進党の政策は問題があったと見ます。
それが証拠に、もともと国民党の地盤である台湾北部のほか、台湾東部、特に花蓮県、台東県では民進党はほぼ全滅。花蓮県は原住民に加えて政府の出先機関が多く、外省人の軍人や公務員などが多いため、13万人が国民党に投票、2万人だけが民進党に投票しました。台湾東部の開発を軽視した民進党の政策ミスの結果だと思います(台湾西部には新幹線が開通、東部は台湾鉄路だけ)。もちろん、この傾向は以前から問題になっていたのですが。
民進党は総統選挙直前に高雄捷運(地下鉄システム)を開通させて票稼ぎを狙ったのですが、これも本省人勢力が強い台湾南部を懐柔する政策に過ぎず、効果がありませんでした。
実際、陳水扁総統親族の汚職事件で、台湾南部でも民進党離れが進み、南部でも民進党はそれほど票がとれなかったのです。
また総統選挙直前に、ノーベル賞科学者の李遠哲氏や李登輝氏が民進党支持を表明したのですが、二人とも有権者の評判が悪く逆効果になりました。
2000年の時点で民進党支持に回った若者の票も今回はすべて国民党に流れました。
ウンホーさんが何度も指摘されているように、有権者の世代交代も民進党惨敗の大きな原因になっているようです。226事件を知らない世代にとって、「国民党=独裁政権」ではありません。「新時代の国民党=本土路線(台湾意識)、民主化を目指す」というのが226事件を知らない世代の共通認識です。
馬英九氏は新時代の国民党の象徴として、有権者の人気を集めています。気になるのは、中国との距離のとり方です。
日本や米国ですら泣かされている中国との外交関係。果たして小国の台湾がうまく中国政府と交渉できるのか。馬英九氏にそれほどの外交手腕があるのか。
チベットで暴動が起こり、国内は貧富の差が極限まで拡大、農村部では貧困のあまり若者たちが都会へ出て行き、危険な炭鉱等で働いて命を落とすような中国。偽物商品が横行し、大学の卒業証書ですら偽物が出回っているような中国。このような国内問題が深刻な中国と台湾はどうやって民主的に話し合いをしていくのか?
いずれにしても、外国人の私は台湾人の選択を尊重するしかありません。静かに見守っていくことにします。
怒涛の如く台湾の総統選挙が終了しました。なんと、200万票以上の差をつけて国民党の圧勝。
2000年に民進党が政権を奪取した時期と、2008年の現在とでは、有権者の政治意識が180度変化したことを示しています。
2000年までは台湾意識の盛り上がり、特に本省人(ミン南人)意識が台頭して、民進党に有利だったようです。
しかし、台湾は本省人(ミン南人)だけの一枚岩ではなく、実は原住民、客家人、外省人、あるいはそれらの混血等さまざまな民族が集まった他民族国家で、本省人(ミン南人)の権益保護に集中した民進党の政策は問題があったと見ます。
それが証拠に、もともと国民党の地盤である台湾北部のほか、台湾東部、特に花蓮県、台東県では民進党はほぼ全滅。花蓮県は原住民に加えて政府の出先機関が多く、外省人の軍人や公務員などが多いため、13万人が国民党に投票、2万人だけが民進党に投票しました。台湾東部の開発を軽視した民進党の政策ミスの結果だと思います(台湾西部には新幹線が開通、東部は台湾鉄路だけ)。もちろん、この傾向は以前から問題になっていたのですが。
民進党は総統選挙直前に高雄捷運(地下鉄システム)を開通させて票稼ぎを狙ったのですが、これも本省人勢力が強い台湾南部を懐柔する政策に過ぎず、効果がありませんでした。
実際、陳水扁総統親族の汚職事件で、台湾南部でも民進党離れが進み、南部でも民進党はそれほど票がとれなかったのです。
また総統選挙直前に、ノーベル賞科学者の李遠哲氏や李登輝氏が民進党支持を表明したのですが、二人とも有権者の評判が悪く逆効果になりました。
2000年の時点で民進党支持に回った若者の票も今回はすべて国民党に流れました。
ウンホーさんが何度も指摘されているように、有権者の世代交代も民進党惨敗の大きな原因になっているようです。226事件を知らない世代にとって、「国民党=独裁政権」ではありません。「新時代の国民党=本土路線(台湾意識)、民主化を目指す」というのが226事件を知らない世代の共通認識です。
馬英九氏は新時代の国民党の象徴として、有権者の人気を集めています。気になるのは、中国との距離のとり方です。
日本や米国ですら泣かされている中国との外交関係。果たして小国の台湾がうまく中国政府と交渉できるのか。馬英九氏にそれほどの外交手腕があるのか。
チベットで暴動が起こり、国内は貧富の差が極限まで拡大、農村部では貧困のあまり若者たちが都会へ出て行き、危険な炭鉱等で働いて命を落とすような中国。偽物商品が横行し、大学の卒業証書ですら偽物が出回っているような中国。このような国内問題が深刻な中国と台湾はどうやって民主的に話し合いをしていくのか?
いずれにしても、外国人の私は台湾人の選択を尊重するしかありません。静かに見守っていくことにします。
これは メッセージ 9180 (nachitakao さん)への返信です.
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