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治安

投稿者: unhoo 投稿日時: 2008/03/17 14:34 投稿番号: [9177 / 10346]
普通の人にとって、治安が良いとは、泥棒がいないことだろう。わしは外出先で強盗団に囲まれて、金品を奪われるというような事件に出会ったことはないが、どろぼうの訪問を受けたことは戦後数回あって、毎回置物の類を盗まれた。

わしの家にある物はみな安物ばかりだから、どろぼうの奴、さっぱり儲からなかったはずだが、わしにとっては生まれてから何十年も日夜眺めていた置物が我が家から消滅したのだから、被害は小さしとしない。

わしの年代の者は蒋政権時代、「日本時代は治安がよかったなあ、泥棒の心配がなかったなあ」と、愚痴をこぼしあっていた。蒋政権が死滅した後も、世の中は相変わらず泥棒だらけで、「石川や浜の真砂は尽くるとも世に盗人のたねは尽きまじ」は名歌だなあと思わせる。

玄関の戸を頑丈な鋼鉄製にし、すべての窓に鉄格子を取り付けるようになったのは、蒋政権の時代に始まる。蒋介石が死ぬ前に、すでに台湾の家々は鉄格子だらけになっていた。火事のとき鉄格子が開けられなくて焼け死にするという惨事も、蒋介石が生きていた時期にすでに発生している。

ついでに。上記泥棒の名歌は、文法的に無理があるのだそうだ。「石川や浜の真砂は尽くとも世に盗人のたねは尽くまじ」とすれば文法的に正しいが、そのかわり第三句が「尽くとも」と一字足らずになって、調子が整わない・・・と大町桂月の説。
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