Re: 三浦梅園の評価
投稿者: taiwanboom 投稿日時: 2007/05/29 10:30 投稿番号: [8601 / 10346]
unhoo様
お節介かもしれませんが、哲学者・三浦梅園についての
評言のいくつかをまとめてみました。
三浦梅園は徳川時代の生んだ最大の自然哲学者である。
明治の初めに中江兆民は、日本にはかつて哲学なし、
と断定したが、もし兆民が梅園の存在を(略)知っていたならば、
いさぎよくその言を取り消したに相違ない。
<源了円「徳川合理思想の系譜」昭和47年>
わが日本があなた(梅園)のような偉大な思想家をもった
ということは何という私たちの誇りでしょう。
<三枝博音「三浦梅園の哲学」昭和16年>
三浦梅園は近世的意味に於ける純粋哲学者と称すべく、
日本では実に特異な学者である。
<田口正治「梅園研究創刊号」昭和45年>
三浦梅園はわが国における近代思惟の黎明期を形成した
瀬戸内学派の中核を成すと共に、純粋哲学の母である。
<高橋正和「日本思想史の基礎知識」昭和49年>
経世治国論が圧倒する知的風土の中で、
たくましい懐疑探求精神と旺盛なる関心をもって
自然のしくみを、かくも執拗にかくも自覚的に探求し、
それを積み上げて比類なき体系的自然論に纏め上げた仕事を、
少なくとも日本では他に見ない…。
<小川晴久「梅園研究第四号」昭和50年>
吉川
梅園というヒトは(私は)ほとんど読んだことが
ないんですが、非常にえらいらしいんですね。
中村
これは私もよくわからんのですが、たいへんむずかしい。
日本には珍しく論理的で、その自然法則、または自然認識
の方法についての詳細な論は、西洋の論理学や哲学書を
読む気がします。
<「日本の思想第18巻」付録
吉川幸次郎・中村幸彦対談
昭和46年>
三浦梅園は特段の哲学の師に就くことなく、
国東半島の山の中で独学で純粋な「哲学体系」を構築しました。
梅園が多くの人に知られないのは、
その哲学があまりにも「難解」に過ぎることによります。
「梅園がむつかしいということが分かるだけでもたいしたもの」
といわれるほどです。
脱線、ご寛恕を…
これは メッセージ 8598 (unhoo さん)への返信です.
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