nachitakaoさま、呉濁流の「無花果」
投稿者: cafebangchhunhong 投稿日時: 2005/10/18 11:09 投稿番号: [7351 / 10346]
那智高雄さま、こんにちは(~o~)
呉濁流さんのプロフィールについて詳しく教えていただいてありがとうございます♪
今、呉さんの小説「無花果」を読んでいます。
無花果について、「アジアの孤児」の一節が引用されていました。
>およそ、ものにはふたつの生き方があるのだった。仏葬花のように、きれいに咲いて実を結ばず散ってゆく花。そして無花果のように、目立つことはないが、人知れぬところでこっそり結実するもの。それは、いまの太明(小説の主人公)にとって意味深い示唆をふくんでいるように思われた。彼は無花果の生き方になんとなく胸をうたれるのだった。
日本総督府の統治、国民党の圧制といつの時代も主役にはなれなかった台湾人の悲哀がよくあらわれている文章だと思います。日本統治時代の台湾青年が自らの姿を、目立たないが人の知らないところでひっそりと結実する無花果に喩えたこと。日本人の私にとってはあまりにも重い歴史の悲劇です。
彼の小説は反日小説ではありません。当時、植民地に生まれた台湾人の心模様を忠実に描写したものだと思います。植民地支配や外来政権による支配というものが被支配者の心に様々な影響を与えることを示しているような気がします。
これは メッセージ 7342 (suzuteri2515 さん)への返信です.
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