Re: 総統選終了
投稿者: naganaga57 投稿日時: 2012/01/27 14:47 投稿番号: [10326 / 10346]
ご無沙汰して申し訳ございません。何とかまだ台湾で生きています。
>何か少数政党を規制するような法律がありませんでしたっけ?
そうなんですか。僕、それはちょっと知りませんでした。民進党が合法化されたころのことですか。
ちょっと資料を漁ってみます。
>あと、蔡英文自身のスキャンダルですね。
自分が副行政院長だった時に機密扱いで国費投資を決めたなんたらっていう会社の役職を引き受けていて、
家族にも投資させ、最終的に株売って儲けたみたいな話ですよね。あれどうなんでしょうね。
僕の印象ですが、問題の焦点がもともと「蔡英文周辺で違法行為があった」という確信的な告発ではなくて
「なぜ審査を回避できる機密扱いにしたのか」という当時の手法に対する「疑惑」に過ぎなかったので、
追求材料としては初めから弱かったのと、
告発したのが邱毅のような嫌われ者だったこともあり
最初から選挙用のネガティブ宣伝のためにグレーを無理やり黒く塗りこめようとする意図が見え見えだったので
ニュースとしてはそれなりに報じられましたが、最終的にはあんまり影響なかったように思います。
蔡英文の釈明も早く明快だったし、世論調査でも国民党の言い分を懐疑的に見る意見が多かったです。
実際、呉敦義もこの問題に対して世論の反応が弱かったのを気にしたのか、あとになって「選挙は政策と実績で判断するべき」みたいなこと言ってましたし。
>私は国民党がこの人達に頭を下げ、一緒に新しい台湾を作っていこうと手を差し伸べなければいけないと思っています。
>そうすれば台湾は一つになれる。
馬英九政権の中国に依存した経済政策について、警戒するする人は多いです。
しかし92コンセンサスにしても、
日本では単純に「一つの中国の原則」を国民党が認めたものと思っているかもしれませんが
92年当時の判断はともかく、現在の国民党と中国の主張は実は異なっています。
また彼は過去にも様々な局面において、大陸と融和しつつも距離を保つような発言を繰り返していますし、
台湾人の民意を無視する決定はありえないとも言ってます。
相当双方に気を使って、バランス維持に努めている印象です。れいの「三不」なんてその最たるものでしょう。
今はまだ、国民も馬英九の真意を測りかねています。
少し大胆に言いますと
僕個人は、馬英九が国民党主導による台湾としての国際的地位向上を目指している、と思っています。
それは社会の融和と台湾人への緩やかな権利移譲を目指した晩年の蔣経国路線のいわば第二ステップということもできます。
彼は非常に頭がいいし、慎重です。バランス主義の民意に反して一方に舵を切るとは考えにくいです。
しかし馬の真意がどうあれ、今は互いに緊張感を保ち続けることで、台湾の姿勢をうまく調整していくことが大切でしょう。
いずれにしても、台湾は当分今のままで進んでいくしかないのですから。
ただ、少し気になるのは中国の政権交代です。
胡錦濤政権は台湾の国民党政権に対し、かなりの妥協と優遇を繰り返してきました。
国際的にも協調姿勢で国内の経済発展を第一にしてきましたが、この間、軍に対する政権の統制力が弱まってきています。
そのため中国は最近、領土領海問題で周辺国との摩擦を高めていて、これが政権の外交姿勢を硬直化させつつあります。
中国からすると、今回の総統選の結果にはほっとしていることでしょう。台湾の存在は地政学上の中国包囲網を緩めていますから。
逆に民進党が政権をとっていたら、両岸関係が冷え込んで周辺国も含めた中国に対する投資熱が冷めてしまうリスクがありました。
中国は今不動産投資がかなりやばいので、一気に景気が後退する可能性もありました。
だからとりあえず落ち着いたわけですが、今後政権が変わった後に対外姿勢がさらに強硬になった場合は、
台湾に対して今まで以上の強い形で二者択一を迫る局面もあるのではないかと思います。
>民進党は、当分の間、監査の役割をしてもらうのが良いのではないかと思います。
日本の盲目的な台湾独立支持者は、民進党が政権を取れば独立に近づくと思っているようですが、事実は
そうではありません。
僕も、民進党は今の状態でしばらくいたほうが、一方の影響力も維持できてよいのではないかと思っています。
>何か少数政党を規制するような法律がありませんでしたっけ?
そうなんですか。僕、それはちょっと知りませんでした。民進党が合法化されたころのことですか。
ちょっと資料を漁ってみます。
>あと、蔡英文自身のスキャンダルですね。
自分が副行政院長だった時に機密扱いで国費投資を決めたなんたらっていう会社の役職を引き受けていて、
家族にも投資させ、最終的に株売って儲けたみたいな話ですよね。あれどうなんでしょうね。
僕の印象ですが、問題の焦点がもともと「蔡英文周辺で違法行為があった」という確信的な告発ではなくて
「なぜ審査を回避できる機密扱いにしたのか」という当時の手法に対する「疑惑」に過ぎなかったので、
追求材料としては初めから弱かったのと、
告発したのが邱毅のような嫌われ者だったこともあり
最初から選挙用のネガティブ宣伝のためにグレーを無理やり黒く塗りこめようとする意図が見え見えだったので
ニュースとしてはそれなりに報じられましたが、最終的にはあんまり影響なかったように思います。
蔡英文の釈明も早く明快だったし、世論調査でも国民党の言い分を懐疑的に見る意見が多かったです。
実際、呉敦義もこの問題に対して世論の反応が弱かったのを気にしたのか、あとになって「選挙は政策と実績で判断するべき」みたいなこと言ってましたし。
>私は国民党がこの人達に頭を下げ、一緒に新しい台湾を作っていこうと手を差し伸べなければいけないと思っています。
>そうすれば台湾は一つになれる。
馬英九政権の中国に依存した経済政策について、警戒するする人は多いです。
しかし92コンセンサスにしても、
日本では単純に「一つの中国の原則」を国民党が認めたものと思っているかもしれませんが
92年当時の判断はともかく、現在の国民党と中国の主張は実は異なっています。
また彼は過去にも様々な局面において、大陸と融和しつつも距離を保つような発言を繰り返していますし、
台湾人の民意を無視する決定はありえないとも言ってます。
相当双方に気を使って、バランス維持に努めている印象です。れいの「三不」なんてその最たるものでしょう。
今はまだ、国民も馬英九の真意を測りかねています。
少し大胆に言いますと
僕個人は、馬英九が国民党主導による台湾としての国際的地位向上を目指している、と思っています。
それは社会の融和と台湾人への緩やかな権利移譲を目指した晩年の蔣経国路線のいわば第二ステップということもできます。
彼は非常に頭がいいし、慎重です。バランス主義の民意に反して一方に舵を切るとは考えにくいです。
しかし馬の真意がどうあれ、今は互いに緊張感を保ち続けることで、台湾の姿勢をうまく調整していくことが大切でしょう。
いずれにしても、台湾は当分今のままで進んでいくしかないのですから。
ただ、少し気になるのは中国の政権交代です。
胡錦濤政権は台湾の国民党政権に対し、かなりの妥協と優遇を繰り返してきました。
国際的にも協調姿勢で国内の経済発展を第一にしてきましたが、この間、軍に対する政権の統制力が弱まってきています。
そのため中国は最近、領土領海問題で周辺国との摩擦を高めていて、これが政権の外交姿勢を硬直化させつつあります。
中国からすると、今回の総統選の結果にはほっとしていることでしょう。台湾の存在は地政学上の中国包囲網を緩めていますから。
逆に民進党が政権をとっていたら、両岸関係が冷え込んで周辺国も含めた中国に対する投資熱が冷めてしまうリスクがありました。
中国は今不動産投資がかなりやばいので、一気に景気が後退する可能性もありました。
だからとりあえず落ち着いたわけですが、今後政権が変わった後に対外姿勢がさらに強硬になった場合は、
台湾に対して今まで以上の強い形で二者択一を迫る局面もあるのではないかと思います。
>民進党は、当分の間、監査の役割をしてもらうのが良いのではないかと思います。
日本の盲目的な台湾独立支持者は、民進党が政権を取れば独立に近づくと思っているようですが、事実は
そうではありません。
僕も、民進党は今の状態でしばらくいたほうが、一方の影響力も維持できてよいのではないかと思っています。
これは メッセージ 10325 (edozaijyu さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835412/bfoqbfma4hkdc5a4a4g8rnae_1/10326.html