紫陽花亭日乗

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Re: 和文天祥正気歌并序    藤田東湖

投稿者: ajisai110701 投稿日時: 2011/07/22 21:19 投稿番号: [165 / 735]
乃参大連議       乃(すなわ)ち大連(おおむらじ)の議に参じては
侃侃排瞿曇       侃侃として瞿曇(ぐどん)を排す
乃助明主断       乃ち明主の断を助けては
●●焚伽藍       ●●(えんえん)として伽藍を焚(や)く
中郎嘗用之       中郎嘗て之を用い
宗社磐石安       宗社   磐石安し
清丸嘗用之       清丸(きよまる)嘗て之を用い
妖僧肝胆寒       妖僧   肝胆寒し

●・・・「陥」のつくり(へん)   +   「炎」(つくり)


すなわち、正気は欽明朝で仏教受容の可否が論ぜられた時、
大連である物部尾輿の仏教排撃論に現れ、堂々と譲ることなく仏教を排撃した

あるいはまた敏達朝では、疫病が流行したのは仏教礼拝の祟りであるとする
物部守屋らの上奏に正気は現れ、明敏なる天皇が仏殿焼却の断を下すのを助けた
炎炎たる火は伽藍を焼き払ったものだ

かつて中臣鎌足はこの正気をもって
大化の改新に参じて国家を磐石の安きに置いた

また和気清麻呂もこの正気をもって、
妖僧道鏡の心肝を寒からしめた


★瞿曇(ぐどん)・・・
釈迦の姓ゴータマ(梵語)の音を写した漢訳。
ひろく仏家、仏教を意味する。


★宗社・・・
宗廟と社稷。宗廟には天子の先祖を祭り、社稷には土地と穀物の神を祭る。
ともに国家にとって重要な祭祀であることから、宗社をひろく国家の意にも用いる。


★清丸・・・
和気清麻呂。神護景雲三年(769)、道鏡が天子の位を窺おうとした時、
宇佐神宮に使いして神託を受け、道鏡の野心を阻止した。


つづく

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