Re: 華西街
投稿者: tokyo_cachito3 投稿日時: 2012/12/31 14:52 投稿番号: [3056 / 3149]
はじめて香港に行ったおり、行書体で書かれた大看板が並んでいるのを見て、「漢字に魅せられた」とは前にも書いた。いずれも、商店主から依頼を受け、第一級の書家が揮毫したものを拡大して看板にしたものと思われるが、そうした芸術的なものは日本の商業看板にはまったく見当たらない。要するに、こちらのほうは安上がりで、「意味が通じればいい、読めればいい」という感覚だから、もう次元の違う話なのである。「書」は、それ自体が「中華」だと言ってもよく、何事も性急さを好み、せっかちで落ち着きのない湖南省の禿頭が、面倒くさい漢字を廃止してローマ字にしようと画策したときは、「革命とは客を招いてご馳走をすることではない」と理解していた周囲の連中も、さすがに「聞こえぬ振り」で背を向けてしまった。いま、定価7元50角・浙江古籍出版社の「褚遂良楷書部首一百法」を手本に習字の最中だが、いまの中国、「そんなものの出版は罷りならぬ」というバカもおらず、画数が少なくて覚えやすい、書きやすいとは言っても、記号のような「簡体字」じゃとても書法にはならない。
これは メッセージ 3054 (はこふぐ さん)への返信です.
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