馬総統の施政演説
投稿者: tokyo_cachito3 投稿日時: 2012/05/20 20:23 投稿番号: [2736 / 3149]
NHKニュースがわずかな時間だが馬総統の施政演説を映した。「統一せず、独立せず、戦争せず」「大陸と政治協定を結ぶつもりもない」というのは台湾が置かれた現状から穏当なもので、ほかに選択肢もあるまい。しかし、これは逆に何物も選択せず、聞く耳を持たず、両岸の現状を固定してやり過ごすともとれる。北京はもちろんそう思っているだろうが、まさか口が曲がっても「統一か、戦争か」と脅迫するわけにもいくまい。であれば、台湾にも自制を求めたいところである。どう考えても台湾は大陸との長期戦には耐えられない。台湾は日本円で一機100億円といわれるF35を買うカネで大陸に「平和攻勢」をかけたほうがはるかに実質的な安全保障を得られると思うがどうだろうか。戒厳令の時代のように、アメリカに頼って台湾の安全を図るにはあまりにも情勢が変わってしまったと認識すべきではないか。
1996年の総統選では、中国軍は選挙への恫喝として基隆沖海域にミサイルを撃ち込むなどしたが、さらにこのとき、なにを血迷ったか、熊光楷中将とかいうバカが「アメリカが台湾問題に介入すればロスアンゼルスに核ミサイルを撃ち込む」などと米高官を脅迫したから、アメリカの攻撃空母群が大挙して駆けつけ、中国ミサイル艦隊はしっぽを巻いて遁走した。だが、これは、「なにかあれば、いつでもアメリカの原子力空母が駆けつけてくれる」という安直な安心感を台湾人に与えてしまったのではないか。両岸問題を軍事力という一面的な視点だけでみるのは台湾になんの利益もないばかりかむしろ危険だというのがわたしの見かたである。
これは メッセージ 1 (ビックリ・ジョー さん)への返信です.
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