ビックリ台湾!?

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Re: 運ちゃん

投稿者: tokyo_cachito3 投稿日時: 2012/02/14 16:59 投稿番号: [2638 / 3149]
  ホンダが四輪に進出したのはいつだったか。S600という2シーターのスポーツカーが始めだったように思う。ただ、四輪の経験も技術もなかったから、いま思うとスポーツカーどころか、クルマの基本さえ心もとない代物だった。これは水冷エンジンだったが、その後のホンダは本田社長の鶴の一声で空冷に固執し、四輪では下位メーカーから抜け出せなかった。これは、水冷エンジンの水漏れを嫌ったからだが、すでにウォーターポンプはその耐久性とシール技術が確立していたのに、「アタマの古い」本田はなかなかそれを受け付けなかったのである。ホンダが四輪の世界的メーカーとして躍進を始めたのは宗一郎の引退後だというのは皮肉である。
クルマのウォーターポンプの構造は別段のこともなく、ベルトで駆動される羽根車が組み込まれているだけなのだが、冷却水を密封するのが難物だった。水冷エンジンの水漏れはやがてエンジンのオーバーヒート、焼き付きをおこすから、毎日、ラジエーターキャップを開けて水量を点検するのが昔の運転手の仕事になっていて、それは「始業点検」の一部として法律で義務化されていたのである。いまは、シールに使われる合成ゴムの信頼性が高いから、異物で傷でもつかない限り、その磨耗は考慮しなくてもよい。
なんだか、話がどんどん脇道にそれていくようだが、成り行きで仕方がない。成り行きついでに、さらにウォーターポンプの話だが、この部品、昔はどんな材質てエンジンの水もれを防いでいたのかというと、カーボンシールという炭素を焼き固めたリングで、鋳物の羽根車の外周をバネで押し付けていたのである。それでも完全な密封はできず、カーボンだから磨耗ははやい。このシールは「ねじ込み式」になっていて、ウォーターポンププライヤーという調整用工具で回転させ、「接地圧」を調整できるようになっていた。それが強すぎるとカーボンはすぐに磨耗するし、弱ければ水が漏れる。いつも最良の位置にカーボンシールをセットしておかなければならないわけだが、それも運転手の仕事になっていた。すべて昔の人から聞いた話である。
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