Re: 反日
投稿者: tokyo_cachito3 投稿日時: 2011/12/06 14:07 投稿番号: [2563 / 3149]
ひと頃、日本が中華人民共和国との国交を「回復」した前後、さかんに「二つの中国」という言葉が聞かれた。これは大体、台湾との断交を憂慮する日本の財界や保守層、とくに右よりの政治評論家などはたいてい「二つの中国」論者で、「現に二つあるじゃないか」というのが彼らの決まり文句だった。もちろん、中共は「反中国の陰謀」としてこれに激しく反発したが、一方の当事者である台湾からはなんの声も聞かれなかった。「正当政府」を自認する当時の国民党政権としては口が曲がってもそれは言えなかったのだろうが、このややこしい言葉、いまではすっかり死語となってまったく聞かれない。ただ、形の上だろうがなんだろうが、「現に二つある」という事実はいまだに消えておらず、日本人の穏やかな見方としては「中国が二つある、というのはなんとなく不自然な気がするし、台湾の国民政府が中国本体を支配しているわけではない。といって台湾まで北京政府の施政権が及んでいないから、ひとつの中国、ひとつの台湾でいいじゃないか」というあたりがまず一般的といったところか。なにしろ、台湾が「中華民国」だと知らない日本人がかなりいて、日本の郵便局で「台湾は中華民国って言うんですか?」と真顔で聞かれたのも一度や二度ではない。もっとも、「台湾は中華民国」というのも正確ではないのだが、郵便局の姉さん方に阿片戦争以後の中国近代史を縷々説明するヒマはない。
で、「反日」である。そもそも「反日」とはなんなのか。これを「政財官」癒着構造とその紛うことなき弊害である恐るべき国民の格差、差別。さらには際限もない対米従属、戦前回帰のイデオロギー強制とそれをもたらした長年の自民党政治に反対するものを言うのであれば、このわたしも、心ならずも「反日」と呼ばれるほかはない。現に、ある有名な宗教団体の方から「売国奴」といわれたことがあるが、いまでは、それはむしろ誉れ高い賞賛の言葉だありがたく思っている。
これは メッセージ 2561 (unhoo さん)への返信です.
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