Re: 科挙
投稿者: tokyo_cachito3 投稿日時: 2011/03/06 10:22 投稿番号: [2392 / 3149]
科挙の最終試験として数年に一度、宮殿でおこなわれる「殿試」があり、皇帝が自ら出題する。もちろん、少年時代の「学校試」から何度もの難関をくぐり抜けてここまで辿り着ける「挙人」たちは何万人に一人と言う秀才ばかりで、この第一位の合格者は「状元」というこれ以上はない栄冠に輝く。そうなると、そのお祝いたるや、一村一郷どころではなく、省を挙げての騒ぎというから驚きである。unhoo先生の御祖父のように清朝時代の台湾からも多くの科挙受験者が「青雲の志」に燃えて大陸に渡ったことだろう。
しかし、それほどまでの「状元」、あるいは二位の「傍眼」、三位の「探花」も、中国史に名を残した人物は殆どいないというから不思議とも「さもありなんか」とも思える。しかもその影では「挙人」になりたくても合格かなわず、人生の大半を王義之の筆法と四書五経の暗記に費やし、空しく埋もれていった無数の人々がいたわけである。
翻って、わが日本、戦後、大學と名のつく「建物」は全国各地にやたらに増えて、四択問題のどこかに適当にレ点を付けておけば合格というところはいくらもある。わたしの知り合いでS大學法学部を出てろくに漢字も読めず、「憲法第9条」を知らないと言うから唖然としたことがある。
これは メッセージ 2391 (unhoo さん)への返信です.
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