Re: 霧社事件
投稿者: tokyo_cachito3 投稿日時: 2009/01/01 11:22 投稿番号: [1742 / 3149]
霧社事件を台湾の「抗日史」として映画化する試みはあるのだろうか。だが、これは制作者と監督にとっては至難の業になるだろう。強制的な木材の伐り出しと人力による運搬、過酷な中間搾取、屈辱的な差別と蔑視、さらには事件後の呵責のない報復と殺戮を描くのは容易いだろうが、事件の発端となる「蜂起」をどう再現するのかという重苦しい課題がある。制作者のシナリオとして運動会の場面は避け、交番の襲撃だけを華々しく取り上げる事も出来なくはなかろうが、それではあまりにも一方的なプロパガンダ映画との酷評は避けられない。さればとて、史実通りに運動会の開会式になだれ込み、猟銃を乱射し、「蛮」刀を振るって、子供たちとその父兄、教師を次々に斬首の血祭りに挙げる映像を克明に再現するなどは思いもよらないだろう。
モーナ・ルーダオは事件の数年前、「模範蕃社」の首領として総督府に「顕彰」され、さらには賓客として帝都に招待されて、地下鉄にも乗車している事実があるが、僅かな予算しかない台湾の「抗日」映画の制作者はそこまでは描き切れないだろう。ただ、ハリウッドのユダヤ人監督が「こいつはいける」と、中国や東南アジアの華人をマーケットにした、かなり大掛かりな映画に仕立て上げる可能性があるかも知れない。。。。
これは メッセージ 1731 (unhoo さん)への返信です.
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