孟子の説に承服しかねる
投稿者: unhoo 投稿日時: 2007/11/06 23:18 投稿番号: [1351 / 3149]
小学時代、校門の斜め向かいに長い間空き家のまま放置されていた建物があった。ドアには鍵がかかっていないので、そーっと開けて中を覗き込む子もあった。やがて子どもたちのあいだにあの建物の中には化けがいるという説が定着した。
ある日学校帰りの1年生から3年生までの子数十人の有志者が、お化け屋敷探検に集まった。先陣として3年生の男子5人が、おそるおそる中へ踏み込んだが、途中で怖気づいて、走って出てきた。それを見て、外で待ち構えていた数十人は、一斉に悲鳴をあげて逃げ散った。そして20メートルほどで踏みとどまった少数の者は、なおも逃げて行く連中の後姿を指差して、声をあげて嘲笑したのである。
わしはそのとき2年か3年で、20メートルで踏みとどまった組の1人であった。
だから、6年ぐらいになって、50歩逃げた者には100歩逃げた者を笑う権利がないという説を聞かされて、不服であった。化け物屋敷探検のとき、われ等20メートル踏みとどまり組の目には、なおも必死に逃げ続ける奴らのうしろ姿は、たしかにおかしくってたまらなかったのである。
これは メッセージ 1350 (tokyo_cachito3 さん)への返信です.
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