近代的な国際法秩序
投稿者: aki_kaze_u_ru_ru 投稿日時: 2007/04/01 00:12 投稿番号: [748 / 1329]
>朝鮮王室お抱えの医者であり、通訳として朴一行に同行していました。のちにアメリカの駐朝大使になって活躍する人です。
イギリスのオールコック卿も医者でしたし、彫刻をやってたり、
この時代の外交官は多才ですね。
>近代的な国際法秩序と伝統的な華夷秩序の相違点が露わになった「事件」であったのでしょうなぁ、と。
この近代的な国際法秩序も西洋の偏った秩序を基にしたメガネがかかってる法で、
東洋の日本人の目から見れば、どうなんだかなんですけど。
「(欧米の不平等条約で経済&治安で大混乱した江戸末期)日本人は初めて、ヨーロッパの理論はどのように展開されているかを目のあたりにした。・・・
欧米人は正義に対して二つの尺度を持っている。一つは自分達欧米人自身のための尺度であり、もう一つは非西洋人に対する尺度である。このことを彼等は折りある度に目に見えるように示してくれた。」
開国してから日本は、極端に不平等な貨幣の両替、白人が日本人に対して頻繁に犯した銃殺・撲殺・強姦、それに対して苛立つサムライ達の駐在する白人達への襲撃、欧米列強がその事件を口実に日本に軍事行動をさせないための苦策としての過酷なサムライへの処罰(欧米人要人を招待して晒し首)、
欧米列強(特に英仏)の威圧的な(時には幕府高官を招待して)千人以上の駐屯部隊の演習で不安な時期を過ごしました。
そうこうしているうちに、
アメリカの有名な法律家、ヘンリー・ホイートンの『万国公法』が日本語訳で出版されました。
アメリカとヨーロッパ諸国との間の通商・経済関係を簡潔な表現で法律的に解説した著書です。
この本の日本語訳によって日本人達は、白人達はどんな規則や法律に従って交流しあい、通商を行っているかを初めて認識しました。
アメリカ領事のハリスをはじめとする欧米列強の公使達が、国際的なやり方だと言って幕府に推奨したものは、
嘘だったことがわかり、幕府は衝撃を受けました。
欧米諸国では、お互いの貿易相手国に、自国領土内に治外法権地域を設ける権利を認め、自己の裁判権を放棄し、通商国相手に軍隊の駐屯を許している国などなかったのです。
全てが反対でした。欧米ではどの国も自国の主権を守るために細心の注意を払っていました。法律は万人に適用されました。もし、民法や刑法に違反した罪を犯した場合は、外国人にも法律が適用されました。
ヘンリー・ホイートンの『万国公法』を日本語訳にする際に際して、幕府の要請をアメリカ人がいることを聞いて、江戸駐在のフランス公使はアメリカ領事にこう言ったと伝えられています。
「許可を受けずに、我々の法律の実態を日本人に知らせる手助けをした奴は誰か。そいつをここから消すように手配すべきだ。そいつの首を絞め上げてくれる人間を探せないだろうか」
資料:松原久子『奢れる白人と戦う近代史』より
イギリスのオールコック卿も医者でしたし、彫刻をやってたり、
この時代の外交官は多才ですね。
>近代的な国際法秩序と伝統的な華夷秩序の相違点が露わになった「事件」であったのでしょうなぁ、と。
この近代的な国際法秩序も西洋の偏った秩序を基にしたメガネがかかってる法で、
東洋の日本人の目から見れば、どうなんだかなんですけど。
「(欧米の不平等条約で経済&治安で大混乱した江戸末期)日本人は初めて、ヨーロッパの理論はどのように展開されているかを目のあたりにした。・・・
欧米人は正義に対して二つの尺度を持っている。一つは自分達欧米人自身のための尺度であり、もう一つは非西洋人に対する尺度である。このことを彼等は折りある度に目に見えるように示してくれた。」
開国してから日本は、極端に不平等な貨幣の両替、白人が日本人に対して頻繁に犯した銃殺・撲殺・強姦、それに対して苛立つサムライ達の駐在する白人達への襲撃、欧米列強がその事件を口実に日本に軍事行動をさせないための苦策としての過酷なサムライへの処罰(欧米人要人を招待して晒し首)、
欧米列強(特に英仏)の威圧的な(時には幕府高官を招待して)千人以上の駐屯部隊の演習で不安な時期を過ごしました。
そうこうしているうちに、
アメリカの有名な法律家、ヘンリー・ホイートンの『万国公法』が日本語訳で出版されました。
アメリカとヨーロッパ諸国との間の通商・経済関係を簡潔な表現で法律的に解説した著書です。
この本の日本語訳によって日本人達は、白人達はどんな規則や法律に従って交流しあい、通商を行っているかを初めて認識しました。
アメリカ領事のハリスをはじめとする欧米列強の公使達が、国際的なやり方だと言って幕府に推奨したものは、
嘘だったことがわかり、幕府は衝撃を受けました。
欧米諸国では、お互いの貿易相手国に、自国領土内に治外法権地域を設ける権利を認め、自己の裁判権を放棄し、通商国相手に軍隊の駐屯を許している国などなかったのです。
全てが反対でした。欧米ではどの国も自国の主権を守るために細心の注意を払っていました。法律は万人に適用されました。もし、民法や刑法に違反した罪を犯した場合は、外国人にも法律が適用されました。
ヘンリー・ホイートンの『万国公法』を日本語訳にする際に際して、幕府の要請をアメリカ人がいることを聞いて、江戸駐在のフランス公使はアメリカ領事にこう言ったと伝えられています。
「許可を受けずに、我々の法律の実態を日本人に知らせる手助けをした奴は誰か。そいつをここから消すように手配すべきだ。そいつの首を絞め上げてくれる人間を探せないだろうか」
資料:松原久子『奢れる白人と戦う近代史』より
これは メッセージ 743 (toapanlang さん)への返信です.
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