Re: 茶母:日東壮遊歌
投稿者: toapanlang 投稿日時: 2006/06/01 00:08 投稿番号: [235 / 1329]
日東壮遊歌にあらわれる茶母の記述について。
通信使一行が朝鮮半島に帰着してからの話です。
・・・・・・・
六月二十九日
玄風→茂渓→星ケン(山へんに見)→星州
一行の訳官李彦シン(王へんに眞)が
めかしこんで私の許にやって来ると
見目よい茶母がいたら
自分に回してほしいと頼む
任キツと洪善輔の二人が
いつも先に頼んでくるので
なかなか応じられなかったが
まだ幼い茶母の貴蘭が
人柄も良く
容色もすぐれているところから
夕刻に一筆書き
使令を遣ってこれを伝え
何を言おうと
逃がさぬようにと言い送ったが
この女なかなかのしたたか者
床入りの後
泣きながら願うには
今日は父親の祭祀の日
一寸だけお参りしてから
お仕え致しますという
根が愚かでうぶな男
この言葉を真に受け
では一寸の間だけだぞと
念押しの上送り出したが
夜が白みはじめるころになっても
女は影さえ見えなんだとか
・・・・・・・
この李という訳官は、二日後の七月一日にも茶母のあてがいを望んで、母の三回忌とウソをつかれてまたもや逃げられています。
これは メッセージ 193 (toapanlang さん)への返信です.
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