得するのは誰?
投稿者: jgeilsbandfreek 投稿日時: 2007/11/05 03:04 投稿番号: [582 / 2701]
記事入力 : 2007/11/04 09:12:25
【コラム】ブッシュ外交の失敗で得するのは誰?
米国の外交がこれほど無力だったことがあっただろうか。
ブッシュ米大統領は、このところ米国が関与している国際問題に対し散々な評価を受けている。民主党の大統領選候補者であるヒラリー・クリントン上院議員が「ブッシュ政権は近しい同盟国や友邦から受けてきた尊敬・信頼・信任をすべて台無しにしている」(フォーリン・アフェアーズ誌11・12月号)と憤りを表したのには根拠がある。
米国が推進してきたパキスタンのムシャラフ大統領とブット元首相の権力分立計画は、そのスタートから揺らいでいる。18日に起きた、ブット元首相を狙った爆弾テロで100人以上が死亡、ブッシュ政権にとっては「悪夢のシナリオ」が展開されている。
トルコは米国の引き留めにもかかわらず、23日にイラク国境に分布しているクルド系武装組織に対し空爆を決行した。トルコの軍事行動は現在収まっているが、トルコ軍の攻撃用ヘリはいつでもクルド系武装組織のアジト空爆を再開できる態勢にある。
米国とイランの衝突は予定通りのコースをたどっているかのように見える。国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は28日、米国に対し「どうか武力を行使するという発言は慎んでほしい」と要請するほど、対イラン外交に失敗しているのだ。
さらに米国とロシアとの関係は、冷戦終了以降「最悪」と言われている。プーチン露大統領は26日、「東欧にミサイル防衛(MD)体制の構築を狙う米国の構想は、“第2のキューバ危機”を招きかねない」と警告した。修辞句抜きの警告がストレートに飛び出すほど悪化している。また、イラクで起きる爆弾テロ事件は、よほどのことがない限り今やニュースにもならないほど不安な情勢が続いている。
ブッシュ大統領はほぼすべての「外交成績表」でF評価を立て続けに受けているが、唯一A評価をもらっているように見える分野がある。それは北朝鮮との核問題交渉だ。ブッシュ大統領は先月2日(現地時間)、「北朝鮮の核施設の年内無能力化」を核心とする10月3日の6カ国協議「第2段階措置」を承認、これを歓迎する異例の声明を発表した。イランの核兵器開発計画を批判する際は、「イランが見習うべき模範例」と北朝鮮の名を挙げるほどだ。
問題は、任期があと約1年のブッシュ大統領が外交分野の成績表で「オールF」を避けるため、北朝鮮と「妥当な線」で妥協してしまうのでは、という疑問だ。政界では「ブッシュ大統領は外交的な業績を残そうと、1年程度で核開発施設の復旧が可能な“低い段階での無能力化”を受け入れるだろう」との見方が広がっている。
北朝鮮が核を廃棄するというポーズを取るだけでも、これを外交的成功に仕立て上げるのでは、と疑う人々が増えている。ワシントンポスト紙が先日、社説で「北朝鮮は任期末期に入った米国や韓国の現政権の弱点を利用し、経済的・政治的利得や核を手にするという危機に直面するだろう」と懸念したのは、こうした理由からだ。韓国左派の歴史観の教科書的な存在であるシカゴ大学のカミングス教授までもが先日、「金正日(キム・ジョンイル)、ブッシュと対決し勝利する」という文を発表した。
今は、ブッシュ大統領の外交政策失敗の全般が北朝鮮にとって得になる状況なのかどうか、わずかな動きにも全神経を集中させるべき時期と思われる。
ワシントン=李河遠(イ・ハウォン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
最終的に損する人なら判る。
朝鮮人だ。
いつも結局そうだから。
【コラム】ブッシュ外交の失敗で得するのは誰?
米国の外交がこれほど無力だったことがあっただろうか。
ブッシュ米大統領は、このところ米国が関与している国際問題に対し散々な評価を受けている。民主党の大統領選候補者であるヒラリー・クリントン上院議員が「ブッシュ政権は近しい同盟国や友邦から受けてきた尊敬・信頼・信任をすべて台無しにしている」(フォーリン・アフェアーズ誌11・12月号)と憤りを表したのには根拠がある。
米国が推進してきたパキスタンのムシャラフ大統領とブット元首相の権力分立計画は、そのスタートから揺らいでいる。18日に起きた、ブット元首相を狙った爆弾テロで100人以上が死亡、ブッシュ政権にとっては「悪夢のシナリオ」が展開されている。
トルコは米国の引き留めにもかかわらず、23日にイラク国境に分布しているクルド系武装組織に対し空爆を決行した。トルコの軍事行動は現在収まっているが、トルコ軍の攻撃用ヘリはいつでもクルド系武装組織のアジト空爆を再開できる態勢にある。
米国とイランの衝突は予定通りのコースをたどっているかのように見える。国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は28日、米国に対し「どうか武力を行使するという発言は慎んでほしい」と要請するほど、対イラン外交に失敗しているのだ。
さらに米国とロシアとの関係は、冷戦終了以降「最悪」と言われている。プーチン露大統領は26日、「東欧にミサイル防衛(MD)体制の構築を狙う米国の構想は、“第2のキューバ危機”を招きかねない」と警告した。修辞句抜きの警告がストレートに飛び出すほど悪化している。また、イラクで起きる爆弾テロ事件は、よほどのことがない限り今やニュースにもならないほど不安な情勢が続いている。
ブッシュ大統領はほぼすべての「外交成績表」でF評価を立て続けに受けているが、唯一A評価をもらっているように見える分野がある。それは北朝鮮との核問題交渉だ。ブッシュ大統領は先月2日(現地時間)、「北朝鮮の核施設の年内無能力化」を核心とする10月3日の6カ国協議「第2段階措置」を承認、これを歓迎する異例の声明を発表した。イランの核兵器開発計画を批判する際は、「イランが見習うべき模範例」と北朝鮮の名を挙げるほどだ。
問題は、任期があと約1年のブッシュ大統領が外交分野の成績表で「オールF」を避けるため、北朝鮮と「妥当な線」で妥協してしまうのでは、という疑問だ。政界では「ブッシュ大統領は外交的な業績を残そうと、1年程度で核開発施設の復旧が可能な“低い段階での無能力化”を受け入れるだろう」との見方が広がっている。
北朝鮮が核を廃棄するというポーズを取るだけでも、これを外交的成功に仕立て上げるのでは、と疑う人々が増えている。ワシントンポスト紙が先日、社説で「北朝鮮は任期末期に入った米国や韓国の現政権の弱点を利用し、経済的・政治的利得や核を手にするという危機に直面するだろう」と懸念したのは、こうした理由からだ。韓国左派の歴史観の教科書的な存在であるシカゴ大学のカミングス教授までもが先日、「金正日(キム・ジョンイル)、ブッシュと対決し勝利する」という文を発表した。
今は、ブッシュ大統領の外交政策失敗の全般が北朝鮮にとって得になる状況なのかどうか、わずかな動きにも全神経を集中させるべき時期と思われる。
ワシントン=李河遠(イ・ハウォン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
最終的に損する人なら判る。
朝鮮人だ。
いつも結局そうだから。
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835396/mfbbe5hu_1/582.html