何を今更
投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2009/10/15 16:26 投稿番号: [1971 / 2701]
【コラム】中国は北朝鮮の味方
中国は北朝鮮の味方だ。
少なくとも安保戦略のレベルからだとそうである。
先週、温家宝中国首相の訪朝を見守りながら、再確認できた認識だ。中国の立場から考えた場合、何よりも重要なのは北朝鮮体制の生存といえる。そして、こうした戦略目標のために、金が少しかかっても北朝鮮に経済援助を提供するのは、中国としてはいくらでも耐えられることであり、すでに長い間実践してきたものだ。
はなはだしきは北朝鮮が核兵器の保有国になっても、中国は「非核化のため北朝鮮体制を揺さぶるだけの圧力や制裁を、北朝鮮に加える意向」が全くない。国連安保理決議の可決に加わったのも、米国と国際社会を意識したジェスチャーにすぎない。北朝鮮が今年5月に行った2度目の核実験以降、韓米両国の一部専門家の間では、北朝鮮の無謀な行動が中国の指導者を憤怒させ、その結果、中国内でも北朝鮮政策を深刻に見直しはじめているという説が広がった。
中国の一部専門家すらそうした説を裏付ける分析を出した。北朝鮮が、今年4月に長距離弾道ミサイル(北朝鮮は人工衛星と主張)を発射した後、中国の胡錦濤・国家主席が直接北朝鮮に自制を注文したにもかかわらず、5月、核実験に踏み切ることで中国の体面を汚し、これを受け、中国の北朝鮮への対応がより強硬になっているという内容だった。しかしこうした諸説は温家宝首相の訪朝を通じいずれも虚説だったことが分かった。
問題はこうした諸説が最初から広がることができ、広く流布されたというところにある。朝中間の特殊な関係を離れ、韓半島が北東アジアで勢力のバランスを取る上でどんな役割を果たしているかについて、少し見極めれば、中国が北朝鮮をどれほど重要視しているかが自明になる。中国は北朝鮮が崩壊して韓国が主導する統一が実現し、韓米同盟軍が鴨緑江(アムノッカン)と豆満江(トゥマンガン)を間に挟んで自国と対立する状況を願っていない。韓国戦争(1950〜53)に介入したのもそのためだった。
だからと言って韓国の一部専門家が懸念する、「北朝鮮体制が崩壊した後、中国が北朝鮮を直接統治することになる状況」も願わない。自国内のチベット、ウイグル(少数民族)自治区を統治する問題だけでも精一杯だからだ。領有権を主張する台湾との統一も実現されていない状況で、北朝鮮を受けとることで直面することになる国際社会の指弾を招きながらまで、そうした冒険に踏み切る可能性はない。
万一中国が北朝鮮を獲得するとしても、北朝鮮の経済再建に費やされる天文学的な投資費用を支払う能力も、意思もないとみられる。しかし米国が台湾の安保を保障する状況で、中国が北朝鮮をあきらめるわけがない。中国は台湾海峡をめぐり米国と直接対立している。米国が中国と台湾の統一を妨げているわけだ。こうした状況で、米国との間で「緩衝地帯」の役割を十分果たしている北朝鮮の崩壊を中国が座視する可能性はない。
だからと言って、北朝鮮の核兵器が中国を狙うことになるわけも全くない状況だ。結局中国の立場から考えれば、韓半島の現状はさほど悪くない。しかも北朝鮮体制の維持には金がそれほどかからない。今回温家宝首相が北朝鮮に約束した「大規模な無償援助」というのもわずか2000万ドル(約18億円)にすぎないだけでなく、鴨緑江に橋をひとつ設けるための建設費を出すというくらいである。「大規模」どころか、それこそ「激安」だ。
これぐらいなら「費用に比べた効果」を踏まえれば結構な投資といえる。今、北東アジアでは北朝鮮と中国、韓・米・日・台湾の間に、勢力のバランスが完璧に取られている。韓中間の貿易がいくら増え、域内の経済的統合がいくら促されているとしても、地政学に基づく勢力のバランスを壊すことはできない。そして現在の勢力のバランスが維持される限り、中国は北朝鮮を支援するだろう。北朝鮮体制がかなり長く持続するはずだという話でもある。
こうした勢力のバランスを破られる方法は、韓米日3国が北朝鮮を引き込む道しかない。もちろん中国がこれを妨害しようとするだろう。こうした可能性を見抜いた中国はすでに北朝鮮との関係回復や増大に拍車をかけはじめた。そして北朝鮮は中国と米国の間で「バランスの外交」を展開しつつ、双方からより多くの支援と譲歩を獲得しようとするはずだ。
韓国の立場で、現象の維持を打破できる方法は北朝鮮を説得する道のみだ。中国が北朝鮮への制裁に積極的に加わる場合、北朝鮮が究極的には白旗を上げ、核兵器をあきらめることになるだろうという、地政学的な基礎を無視したとんでもない期待は一日も早く捨てるのが良い。
2009.10.15 11:15:14
ⓒ 中央日報/Joins.com
朝鮮戦争は継続中だろうが!!!
中国は北朝鮮の味方だ。
少なくとも安保戦略のレベルからだとそうである。
先週、温家宝中国首相の訪朝を見守りながら、再確認できた認識だ。中国の立場から考えた場合、何よりも重要なのは北朝鮮体制の生存といえる。そして、こうした戦略目標のために、金が少しかかっても北朝鮮に経済援助を提供するのは、中国としてはいくらでも耐えられることであり、すでに長い間実践してきたものだ。
はなはだしきは北朝鮮が核兵器の保有国になっても、中国は「非核化のため北朝鮮体制を揺さぶるだけの圧力や制裁を、北朝鮮に加える意向」が全くない。国連安保理決議の可決に加わったのも、米国と国際社会を意識したジェスチャーにすぎない。北朝鮮が今年5月に行った2度目の核実験以降、韓米両国の一部専門家の間では、北朝鮮の無謀な行動が中国の指導者を憤怒させ、その結果、中国内でも北朝鮮政策を深刻に見直しはじめているという説が広がった。
中国の一部専門家すらそうした説を裏付ける分析を出した。北朝鮮が、今年4月に長距離弾道ミサイル(北朝鮮は人工衛星と主張)を発射した後、中国の胡錦濤・国家主席が直接北朝鮮に自制を注文したにもかかわらず、5月、核実験に踏み切ることで中国の体面を汚し、これを受け、中国の北朝鮮への対応がより強硬になっているという内容だった。しかしこうした諸説は温家宝首相の訪朝を通じいずれも虚説だったことが分かった。
問題はこうした諸説が最初から広がることができ、広く流布されたというところにある。朝中間の特殊な関係を離れ、韓半島が北東アジアで勢力のバランスを取る上でどんな役割を果たしているかについて、少し見極めれば、中国が北朝鮮をどれほど重要視しているかが自明になる。中国は北朝鮮が崩壊して韓国が主導する統一が実現し、韓米同盟軍が鴨緑江(アムノッカン)と豆満江(トゥマンガン)を間に挟んで自国と対立する状況を願っていない。韓国戦争(1950〜53)に介入したのもそのためだった。
だからと言って韓国の一部専門家が懸念する、「北朝鮮体制が崩壊した後、中国が北朝鮮を直接統治することになる状況」も願わない。自国内のチベット、ウイグル(少数民族)自治区を統治する問題だけでも精一杯だからだ。領有権を主張する台湾との統一も実現されていない状況で、北朝鮮を受けとることで直面することになる国際社会の指弾を招きながらまで、そうした冒険に踏み切る可能性はない。
万一中国が北朝鮮を獲得するとしても、北朝鮮の経済再建に費やされる天文学的な投資費用を支払う能力も、意思もないとみられる。しかし米国が台湾の安保を保障する状況で、中国が北朝鮮をあきらめるわけがない。中国は台湾海峡をめぐり米国と直接対立している。米国が中国と台湾の統一を妨げているわけだ。こうした状況で、米国との間で「緩衝地帯」の役割を十分果たしている北朝鮮の崩壊を中国が座視する可能性はない。
だからと言って、北朝鮮の核兵器が中国を狙うことになるわけも全くない状況だ。結局中国の立場から考えれば、韓半島の現状はさほど悪くない。しかも北朝鮮体制の維持には金がそれほどかからない。今回温家宝首相が北朝鮮に約束した「大規模な無償援助」というのもわずか2000万ドル(約18億円)にすぎないだけでなく、鴨緑江に橋をひとつ設けるための建設費を出すというくらいである。「大規模」どころか、それこそ「激安」だ。
これぐらいなら「費用に比べた効果」を踏まえれば結構な投資といえる。今、北東アジアでは北朝鮮と中国、韓・米・日・台湾の間に、勢力のバランスが完璧に取られている。韓中間の貿易がいくら増え、域内の経済的統合がいくら促されているとしても、地政学に基づく勢力のバランスを壊すことはできない。そして現在の勢力のバランスが維持される限り、中国は北朝鮮を支援するだろう。北朝鮮体制がかなり長く持続するはずだという話でもある。
こうした勢力のバランスを破られる方法は、韓米日3国が北朝鮮を引き込む道しかない。もちろん中国がこれを妨害しようとするだろう。こうした可能性を見抜いた中国はすでに北朝鮮との関係回復や増大に拍車をかけはじめた。そして北朝鮮は中国と米国の間で「バランスの外交」を展開しつつ、双方からより多くの支援と譲歩を獲得しようとするはずだ。
韓国の立場で、現象の維持を打破できる方法は北朝鮮を説得する道のみだ。中国が北朝鮮への制裁に積極的に加わる場合、北朝鮮が究極的には白旗を上げ、核兵器をあきらめることになるだろうという、地政学的な基礎を無視したとんでもない期待は一日も早く捨てるのが良い。
2009.10.15 11:15:14
ⓒ 中央日報/Joins.com
朝鮮戦争は継続中だろうが!!!
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