吉田康彦
投稿者: jgeilsbandfreek 投稿日時: 2007/05/03 13:45 投稿番号: [994 / 4504]
大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員教授
日本政府が朝鮮に対する経済制裁を6カ月延長し、日朝関係が最悪の時期を迎えていた4月4日から11日まで、対文協(対外文化連絡協会)の招待で、一行8人の代表団を率いて訪朝した。主目的は日本語図書、教材支援。平壌外国語大学日本語科に古典、現代文学作品、教養書、時事問題の解説書など150冊を寄贈した。
ひとくちに150冊といっても大小さまざまだが、8人全員がスーツケースいっぱいに重量制限ギリギリまで詰め込み、手分けして運んだ。折りしも団長の私が、昨年暮、第三書館から「北朝鮮核実験に続くもの」を上梓したのが縁で、社長の北川明氏から同社がシリーズとして出版している大活字版全集、「ザ夏目漱石」「ザ宮沢賢治」「ザ芥川龍之介」などが贈られ好評を博した。
そのほかの寄贈図書の選定には、共同団長の米田伸次氏(帝塚山学院大学国際理解研究所特別顧問)があたり、日ごろから朝鮮大学校の学生と交流している東京国際大学下羽ゼミの学生が全面的に協力した。外国人留学生のための日本語教科書も最新版を一式進呈した。
日本語科に限らず、同大学が外国の民間代表団からこれほど大量の図書を寄贈されたのは初めてとのことで、私たちに応対した洪敬變副学長、沈日日本語学科長は感激ひとしおだった。
宋日昊・日朝国交正常化交渉担当大使とも旧交を温めたが、「安倍内閣は拉致問題を政治目的に利用して解決を長引かせている」と悲憤慷慨することしきり。「そのとおりだよ、宋さん。しかし日本の世論の80%が安倍の圧力一辺倒の政策を支持しているんだ。それが問題だ」と私。「結局、日本は米国の外圧で動くしかないようだ。独立国として情けないね」というのが2人の結論だった。
面白い人のようで。
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