デザイン・コリア
投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2008/02/05 12:24 投稿番号: [1872 / 4504]
記事入力 : 2008/02/05 12:00:02
【コラム】デザイン・コリア構想成功のカギ
マッチ箱の形のアパートだらけの韓国の都市風景に変化が起きている。ソウル市が東大門運動場を取り壊し、「デザイン・プラザ・アンド・パーク」の建設を決め、今ではマッチ箱型のアパートには許認可さえ下りない。政権引き継ぎ委員会も都市と建物を美しく変身させる「デザイン・コリア・プロジェクト」を次期政権の主要政策に掲げた。
日本の横浜、英国のバーミンガム、フランスのリヨンなど多くの都市は、20−30年前から都市デザインを重視する政策を通じ、観光客の誘致や商圏復活など都市の競争力向上に成功した。これに比べ遅きに失した感はあるが喜ばしい政策だ。
しかし、「デザイン都市」が世界的な建築家の手による建築物をいくつか建てれば出来上がると考えるのは大きな誤算だ。1970年代に「デザイン都市」を掲げた横浜市がまず着手したのは歴史的建造物の外観保存と歩行者空間の拡大だった。横浜を象徴する建物は70階建てのランドマークタワーではなく、1910年代に建てられた赤れんが倉庫だ。倉庫内部を改造して、ショッピングモールと飲食店が入居しており、港湾都市横浜を象徴する観光名所として多くの観光客が訪れている。
老朽化する古い建物が改修、補修を通じ、ランドマークとして生まれ変わった例は数多くある。暗い火力発電所を改装した英ロンドンのテート・モダン美術館、地下道路を展示場に衣替えした独シュツットガルト市立美術館、軍需工場をギャラリーや作業場として活用した中国・北京の798芸術区などが一例だ。
巨匠の作品だけでなく、地域の特徴を帯びた古い建物や街路も観光客を魅了する。都市間でデザイン競争が激しさを増すにつれ、伝統的建築物の改修や維持管理が重要な競争力になりつつある。イタリアのカプリ島、ギリシャのサントリーニ島が世界的な観光地になったのは、ほかでは見られない地域特有の個性が残っているからだ。外国人がソウルで最も印象深い場所として、骨董(こっとう)品街の仁寺洞や伝統家屋が残っている北村を挙げるのも同じ理由からだ。
このため、先進国の都市では昔の建物や道端の風景を保存するのに力を入れている。摩天楼の都市ニューヨークでも、5−7階建ての建物が並ぶ風景の保存に取り組んでいる。パリで最も重要な建築物の許認可基準は街路風景の統一性を維持することだ。
保存すべき特別な建物や街路がないと失望する必要はない。デザインは創意性が最大の武器だ。都市全体に特色ある夜間照明を設置した仏リヨンは「光の都市」として評価されている。歩行者道路と分かりやすい案内標識で有名な英ブリストル、自転車・歩行者専用道路で都心を再編したスウェーデンのストックホルム、バス中心の優れた公共交通システムを構築したブラジルのクリチバなどは、世界的に注目を集めている。これら都市は行政当局の政策だけでなく、地域特有の伝統を守り、美しい生活空間をつくり出そうとした住民の長年の努力の結果生まれた。デザイン・コリアは歓迎すべきプロジェクトだが、成功の鍵は独創性と市民の自発的な協力だ。外国の有名な都市を模倣しようとするだけでは、国籍不明のコピー都市になりかねないことを政策担当者は認識すべきだ。
車学峰(チャ・ハクボン)記者(産業部)
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
南朝鮮に「歴史ある建造物」なんてあるのか?
【コラム】デザイン・コリア構想成功のカギ
マッチ箱の形のアパートだらけの韓国の都市風景に変化が起きている。ソウル市が東大門運動場を取り壊し、「デザイン・プラザ・アンド・パーク」の建設を決め、今ではマッチ箱型のアパートには許認可さえ下りない。政権引き継ぎ委員会も都市と建物を美しく変身させる「デザイン・コリア・プロジェクト」を次期政権の主要政策に掲げた。
日本の横浜、英国のバーミンガム、フランスのリヨンなど多くの都市は、20−30年前から都市デザインを重視する政策を通じ、観光客の誘致や商圏復活など都市の競争力向上に成功した。これに比べ遅きに失した感はあるが喜ばしい政策だ。
しかし、「デザイン都市」が世界的な建築家の手による建築物をいくつか建てれば出来上がると考えるのは大きな誤算だ。1970年代に「デザイン都市」を掲げた横浜市がまず着手したのは歴史的建造物の外観保存と歩行者空間の拡大だった。横浜を象徴する建物は70階建てのランドマークタワーではなく、1910年代に建てられた赤れんが倉庫だ。倉庫内部を改造して、ショッピングモールと飲食店が入居しており、港湾都市横浜を象徴する観光名所として多くの観光客が訪れている。
老朽化する古い建物が改修、補修を通じ、ランドマークとして生まれ変わった例は数多くある。暗い火力発電所を改装した英ロンドンのテート・モダン美術館、地下道路を展示場に衣替えした独シュツットガルト市立美術館、軍需工場をギャラリーや作業場として活用した中国・北京の798芸術区などが一例だ。
巨匠の作品だけでなく、地域の特徴を帯びた古い建物や街路も観光客を魅了する。都市間でデザイン競争が激しさを増すにつれ、伝統的建築物の改修や維持管理が重要な競争力になりつつある。イタリアのカプリ島、ギリシャのサントリーニ島が世界的な観光地になったのは、ほかでは見られない地域特有の個性が残っているからだ。外国人がソウルで最も印象深い場所として、骨董(こっとう)品街の仁寺洞や伝統家屋が残っている北村を挙げるのも同じ理由からだ。
このため、先進国の都市では昔の建物や道端の風景を保存するのに力を入れている。摩天楼の都市ニューヨークでも、5−7階建ての建物が並ぶ風景の保存に取り組んでいる。パリで最も重要な建築物の許認可基準は街路風景の統一性を維持することだ。
保存すべき特別な建物や街路がないと失望する必要はない。デザインは創意性が最大の武器だ。都市全体に特色ある夜間照明を設置した仏リヨンは「光の都市」として評価されている。歩行者道路と分かりやすい案内標識で有名な英ブリストル、自転車・歩行者専用道路で都心を再編したスウェーデンのストックホルム、バス中心の優れた公共交通システムを構築したブラジルのクリチバなどは、世界的に注目を集めている。これら都市は行政当局の政策だけでなく、地域特有の伝統を守り、美しい生活空間をつくり出そうとした住民の長年の努力の結果生まれた。デザイン・コリアは歓迎すべきプロジェクトだが、成功の鍵は独創性と市民の自発的な協力だ。外国の有名な都市を模倣しようとするだけでは、国籍不明のコピー都市になりかねないことを政策担当者は認識すべきだ。
車学峰(チャ・ハクボン)記者(産業部)
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
南朝鮮に「歴史ある建造物」なんてあるのか?
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