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お花畑の朝P社説1

投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2009/03/21 07:12 投稿番号: [39 / 1291]
日本と核軍縮―オバマ時代が勝負どきだ

  「核のない世界」を目指すと公約して当選したオバマ米大統領が来月初め、ロシアのメドベージェフ大統領との初の首脳会談に臨む。両核超大国が新たな核軍縮の道筋をどう描くか。これが大きなテーマである。
  実は過去に、核廃絶に肉薄した両国の首脳会談があった。1986年10月。アイスランドのレイキャビクでの会談では、いつまでに核を全廃するかという期限さえ話題になった。
  この時は、宇宙にまでミサイル防衛網を張り巡らそうとしたレーガン米大統領にソ連のゴルバチョフ書記長が反発し、話は具体化しなかった。それでも、真剣に「核のない世界」に目を向けた歴史的な会談だったのは確かだ。
  それから20年以上の年月が流れ、オバマ氏が再びこの目標に挑戦する。廃絶への道が険しいことは論をまたない。けれど、核をめぐる歴史的な転換点に世界がさしかかっていることは間違いない。この好機を何としても生かさねばならない。

■まず米ロで大幅削減を

  唯一の被爆国であり、核廃絶を求めてきた日本に何ができるか。米国と協力し、後押しし、オバマ公約を実現させるにはどう動くべきなのだろうか。
  大統領選挙でオバマ氏の核政策チームを率いたイボ・ダールダー氏が、北大西洋条約機構(NATO)大使になる見込みだ。そのダールダー氏は昨年、外交評論誌「フォーリン・アフェアーズ」にこんな提言を書いている。
  核保有国も、軍事利用可能な核物質を持つ国も増えている。いま核廃絶へと踏み出さないと、核兵器が使われる危険が高くなる――
  米国が核を持つのは、相手国に核兵器を使わせないよう阻止することに目的を限定する。核弾頭の数は1千発以下で十分であり、核廃絶を受け入れる諸国との連帯を広げていくべきだ――
  こうした考えのダールダー氏を政権の要職に置くところに、オバマ氏の核軍縮への本気さが見てとれる。
  現在、米国とロシアは合わせて約1万発の核を持つといわれる。双方とも一刻も早く1千発以下にし、さらにその先の軍縮にも取り組むべきだ。これに向けて日本は米国の決断を促し、ロシアとの真剣な交渉に臨むよう働きかけていきたい。
  日本が米国を後押しするには、「核の傘」の問題を避けて通れない。
  日本周辺には、軍備増強する中国、北朝鮮の核問題という現実がある。この環境で、米国はどこまで核を減らしても大丈夫なのか。日本が核の傘に頼るあまり、「米国の急激な核軍縮は困る」と言い出すようでは元も子もない。核の役割を小さくしつつ、日本の安全や地域の安定を確保する手だてを日米両国は編み出さねばならない。
  すでにオバマ政権は、核兵器の役割を再検討する作業を進めている。日本は、核廃絶への道筋とそこへいたるまでの核兵器の役割などの大きな戦略について、米国との対話を深めるべきだ。米国もそれを望んでいる。


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