このままでは信頼を得られない
投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2012/03/16 18:28 投稿番号: [215 / 415]
記事入力 : 2012/03/16 10:00
【社説】韓国の原発、このままでは信頼を得られない
先月9日に古里原子力発電所1号機の外部電源が12分間ストップし、非常用ディーゼル発電機まで故障するという非常事態が発生したにもかかわらず、原発を管理・運営する韓国水力原子力は、1カ月にわたり事故を隠蔽(いんぺい)していた。現場では当時、60−100人の職員が作業をしており、作業員たちは皆、福島第一原発事故の直接の原因が外部からの電源供給喪失にあったことを理解していた。ところがその作業員たちは、1カ月にわたり口を閉ざしていた。何よりも事故直後、原発所長が幹部を集めて隠蔽を指示したという。
古里原発1号機に関わる作業員など関係者全員が事故の隠蔽に加担、あるいは同調したとすれば、彼らにとっては国民の生命を守り、国土を放射能汚染から守ることよりも、作業のミスや組織の問題を外部に知らせないことの方が重要だったことになる。韓国国内には原発作業員を養成する大学が9校ある。中でも原発全体の状況や安全性を監視する立場にある幹部たちは、その中でもごく少数の大学を出た先輩後輩の間柄だ。大学など研究機関の専門家も、政府が管理する原子力研究基金や電力基金から、年間3300億ウォン(約240億円)の支援を受けて研究を行っている。そのため原発の問題点については、冷静かつ正確に指摘することをためらっているようだ。
韓国水力原子力は今後5年間に1兆1000億ウォン(約820億円)を投入し、原発の安全性をさらに高める技術を確立するとしている。しかし、たとえ巨額の資金を投じても、人間と組織の文化を刷新できなければ、いつまたどのような事故が発生するか予想もできない。大韓航空は1997年にグアムで墜落事故を起こしたことをきっかけに、米国デルタ航空出身の副社長を迎え入れ、外国人パイロットや元空軍パイロットなどとのコミュニケーション問題を大きく改善した。韓国サッカーはかつて、同じ高校や大学の先輩後輩同士でしかパスをしないことが問題視されてきた。このような学閥や地域閥は、オランダ出身のヒディンク監督によって一掃され、力のある選手を起用することで改善された。このように原発政策でも、フランスや米国など海外の専門家を迎え入れ、学閥など目に見えないしがらみから来る「ミスの見逃し」や「仲間をかばう」といった悪習を1日も早く絶ち切らなければならないだろう。
事故当時、古里原発1号機には原子力安全委員会から4人の担当者が派遣されており、また現場にはこの4人の先輩や後輩も多数いたはずだが、誰も4人に事故について知らせなかったという。これは通常では到底あり得ないことだが、もしそれが事実なら、原子力安全委員会は直ちに看板を下ろして閉鎖するしかないだろう。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
日本に迷惑をかけるなよ。
【社説】韓国の原発、このままでは信頼を得られない
先月9日に古里原子力発電所1号機の外部電源が12分間ストップし、非常用ディーゼル発電機まで故障するという非常事態が発生したにもかかわらず、原発を管理・運営する韓国水力原子力は、1カ月にわたり事故を隠蔽(いんぺい)していた。現場では当時、60−100人の職員が作業をしており、作業員たちは皆、福島第一原発事故の直接の原因が外部からの電源供給喪失にあったことを理解していた。ところがその作業員たちは、1カ月にわたり口を閉ざしていた。何よりも事故直後、原発所長が幹部を集めて隠蔽を指示したという。
古里原発1号機に関わる作業員など関係者全員が事故の隠蔽に加担、あるいは同調したとすれば、彼らにとっては国民の生命を守り、国土を放射能汚染から守ることよりも、作業のミスや組織の問題を外部に知らせないことの方が重要だったことになる。韓国国内には原発作業員を養成する大学が9校ある。中でも原発全体の状況や安全性を監視する立場にある幹部たちは、その中でもごく少数の大学を出た先輩後輩の間柄だ。大学など研究機関の専門家も、政府が管理する原子力研究基金や電力基金から、年間3300億ウォン(約240億円)の支援を受けて研究を行っている。そのため原発の問題点については、冷静かつ正確に指摘することをためらっているようだ。
韓国水力原子力は今後5年間に1兆1000億ウォン(約820億円)を投入し、原発の安全性をさらに高める技術を確立するとしている。しかし、たとえ巨額の資金を投じても、人間と組織の文化を刷新できなければ、いつまたどのような事故が発生するか予想もできない。大韓航空は1997年にグアムで墜落事故を起こしたことをきっかけに、米国デルタ航空出身の副社長を迎え入れ、外国人パイロットや元空軍パイロットなどとのコミュニケーション問題を大きく改善した。韓国サッカーはかつて、同じ高校や大学の先輩後輩同士でしかパスをしないことが問題視されてきた。このような学閥や地域閥は、オランダ出身のヒディンク監督によって一掃され、力のある選手を起用することで改善された。このように原発政策でも、フランスや米国など海外の専門家を迎え入れ、学閥など目に見えないしがらみから来る「ミスの見逃し」や「仲間をかばう」といった悪習を1日も早く絶ち切らなければならないだろう。
事故当時、古里原発1号機には原子力安全委員会から4人の担当者が派遣されており、また現場にはこの4人の先輩や後輩も多数いたはずだが、誰も4人に事故について知らせなかったという。これは通常では到底あり得ないことだが、もしそれが事実なら、原子力安全委員会は直ちに看板を下ろして閉鎖するしかないだろう。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
日本に迷惑をかけるなよ。