実るほど頭を垂れる稲穂かな
投稿者: except_chon 投稿日時: 2009/11/17 23:43 投稿番号: [280 / 1061]
稲穂は実れば実るほど穂先を垂れ頭を下げることから、君子は学識や徳行が深まるほど謙虚になるものだということ。地位が上がっても謙虚に生きなさいという戒(いまし)め。
実例
■スケートアメリカのフラットのような演技
女子シングルは、キム・ヨナ(韓国)優勝。というよりも、<キム・ヨナがフリーで2位>、その衝撃の方が大きなスケートアメリカだった。
フリーでは絶対有力視されていた優勝候補のキム・ヨナが崩れ、若くて勢いのあるレイチェル・フラット(米国)が、波に乗って会心の演技。まるで、はやくも五輪を見ているような展開だ。
際立った個性を持つわけではないフラットだが、オーソドックスで洗練された女子シングルのスタイルを気持ちよく体現できる選手。この日は地元の大歓声をうまく味方につけ、3回転−3回転も成功。スピードもたっぷりに、身体の細部まで神経の行き届いた動きを見せてくれた。個性の華は、きっとこれから咲くのだろう。しかしまるでタラ・リピンスキーやサラ・ヒューズのように、10代で五輪を制した選手たちに似た上昇気流に乗ったスケートは、ある意味無敵だ。
五輪本番では、ベテランの実力者、中堅の優勝候補、若手のダークホースと並び、さまざまな展開が予想されるだろう。しか最後には、どの年代であろうと、どのポジションにいようと、スケートアメリカのフラットのような演技ができた選手こそが、勝つのかもしれない。その場所にいることを一番楽しみ、滑りの喜びを一番ストレートに表した選手には、審判だって否応なく点数を出したくなってしまう。
■得点に左右されない楽しみ
フリーではフリップの転倒を含め、3つもの大きなミスをしてしまったキム・ヨナ。現行採点システムの出す得点は、ときどき人々の目をくらませるところがある。ほかの選手に総合得点で30点以上も差をつけてしまったキム・ヨナがこんなミスをするなんて、ちょっと信じられないような気持ちにならなかっただろうか。
もともとキム・ヨナはパーフェクトが多い選手ではないし、ミスを重ねればフリー2位に沈む。よく考えれば十分あり得たはずの、でも今季の得点を見ると想像できなかったこの結果に、女子シングルの今後も少し面白みが出てきた、と思う人も多いだろう。そして誰よりもキム・ヨナ自身が「絶対に安定感のある女王」のレッテルを早々にはがすことができて、少しほっとしたのではないかと思う。
しかしキム・ヨナ、強いことに変わりはない。特にボンドガールに扮するショートプログラム(SP)は、イメージが強烈なため好き嫌いは分かれるだろうが、間違いなく名プログラム。スケートファンとして、フィギュアスケートの作品にこうしたプログラムがひとつ生まれたことは、大いに喜びたいと思う。
そして得点の高さにばかり注目し、このプログラムの素晴らしさを語ることを忘れたくはない、とも思う。フィギュアスケートの現ジャッジシステムは、ジャンプ、スピン、ステップといったエレメンツの評価に対しては厳格かつスポーツフルな基準を持つ。しかし「演技力」や「音楽との調和」を得点化するプログラム構成点においては、ジャッジ自身が「いい演技を見た!」と思えば、自然に高い点数は出てくるものだ。スパイラルを何秒キープ、ジャンプの回転は何度足りているか、等々では測れない部分がフィギュアスケートにはある。それがかつての芸術点であり、現在のプログラムコンポーネントスコアに当たる。
キム・ヨナのプログラム、特にSPは、間違いなくそうした部分を揺さぶりえる作品だ。得点があまりに高いことで、売れすぎたベストセラー小説をけなすような傾向が、少しあるかもしれない。しかしすてきだ、と思う作品はすてきだと大声で言いたいし、得点などに左右されずに選手たちの演技そのものに何かを感じられるところに、フィギュアスケートを見る楽しみはある。
願うのはキム・ヨナが、この記念すべきプログラムを大舞台で、最高のパフォーマンスで見せ切ってくれることだ。
-------------------- 以下略 ---------------------------- -
「キム・ヨナがフリーで2位」の衝撃 (1/2)
フィギュアスケート・スケートアメリカ総括
ht tp://sportsnavi.ここニダ.co.jp/winter/skate/figure/text/200911170006-spnavi.h t ml
おまけ
htt p://head lines.ここニダ.co.jp/hl?a=20091116-00000006-maiall-spo.view-0 00
実例
■スケートアメリカのフラットのような演技
女子シングルは、キム・ヨナ(韓国)優勝。というよりも、<キム・ヨナがフリーで2位>、その衝撃の方が大きなスケートアメリカだった。
フリーでは絶対有力視されていた優勝候補のキム・ヨナが崩れ、若くて勢いのあるレイチェル・フラット(米国)が、波に乗って会心の演技。まるで、はやくも五輪を見ているような展開だ。
際立った個性を持つわけではないフラットだが、オーソドックスで洗練された女子シングルのスタイルを気持ちよく体現できる選手。この日は地元の大歓声をうまく味方につけ、3回転−3回転も成功。スピードもたっぷりに、身体の細部まで神経の行き届いた動きを見せてくれた。個性の華は、きっとこれから咲くのだろう。しかしまるでタラ・リピンスキーやサラ・ヒューズのように、10代で五輪を制した選手たちに似た上昇気流に乗ったスケートは、ある意味無敵だ。
五輪本番では、ベテランの実力者、中堅の優勝候補、若手のダークホースと並び、さまざまな展開が予想されるだろう。しか最後には、どの年代であろうと、どのポジションにいようと、スケートアメリカのフラットのような演技ができた選手こそが、勝つのかもしれない。その場所にいることを一番楽しみ、滑りの喜びを一番ストレートに表した選手には、審判だって否応なく点数を出したくなってしまう。
■得点に左右されない楽しみ
フリーではフリップの転倒を含め、3つもの大きなミスをしてしまったキム・ヨナ。現行採点システムの出す得点は、ときどき人々の目をくらませるところがある。ほかの選手に総合得点で30点以上も差をつけてしまったキム・ヨナがこんなミスをするなんて、ちょっと信じられないような気持ちにならなかっただろうか。
もともとキム・ヨナはパーフェクトが多い選手ではないし、ミスを重ねればフリー2位に沈む。よく考えれば十分あり得たはずの、でも今季の得点を見ると想像できなかったこの結果に、女子シングルの今後も少し面白みが出てきた、と思う人も多いだろう。そして誰よりもキム・ヨナ自身が「絶対に安定感のある女王」のレッテルを早々にはがすことができて、少しほっとしたのではないかと思う。
しかしキム・ヨナ、強いことに変わりはない。特にボンドガールに扮するショートプログラム(SP)は、イメージが強烈なため好き嫌いは分かれるだろうが、間違いなく名プログラム。スケートファンとして、フィギュアスケートの作品にこうしたプログラムがひとつ生まれたことは、大いに喜びたいと思う。
そして得点の高さにばかり注目し、このプログラムの素晴らしさを語ることを忘れたくはない、とも思う。フィギュアスケートの現ジャッジシステムは、ジャンプ、スピン、ステップといったエレメンツの評価に対しては厳格かつスポーツフルな基準を持つ。しかし「演技力」や「音楽との調和」を得点化するプログラム構成点においては、ジャッジ自身が「いい演技を見た!」と思えば、自然に高い点数は出てくるものだ。スパイラルを何秒キープ、ジャンプの回転は何度足りているか、等々では測れない部分がフィギュアスケートにはある。それがかつての芸術点であり、現在のプログラムコンポーネントスコアに当たる。
キム・ヨナのプログラム、特にSPは、間違いなくそうした部分を揺さぶりえる作品だ。得点があまりに高いことで、売れすぎたベストセラー小説をけなすような傾向が、少しあるかもしれない。しかしすてきだ、と思う作品はすてきだと大声で言いたいし、得点などに左右されずに選手たちの演技そのものに何かを感じられるところに、フィギュアスケートを見る楽しみはある。
願うのはキム・ヨナが、この記念すべきプログラムを大舞台で、最高のパフォーマンスで見せ切ってくれることだ。
-------------------- 以下略 ---------------------------- -
「キム・ヨナがフリーで2位」の衝撃 (1/2)
フィギュアスケート・スケートアメリカ総括
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おまけ
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