明日は我が身
投稿者: jgeilsbandfreak 投稿日時: 2009/07/13 05:58 投稿番号: [174 / 1061]
記事入力 : 2009/07/12 11:27:04
【コラム】朝日新聞とFT紙のための言い訳
「これほどまでの執着ぶりには尊敬の念すら覚える。しかし、(北朝鮮の金正日〈キム・ジョンイル〉総書記の三男・正雲〈ジョンウン〉氏が中国を訪問したという)あの報道は、ありもしない事実をでっち上げたものだ、というのがわたしの答えだ。中国語には“走火入魔”という言葉があるのをご存じだろうか」
「走火入魔」とは、気功の修練をしている最中に呼吸の仕方を誤り、精神錯乱状態に陥ることをいう。ありもしないことを「ある」と信じ、本当のことを「ない」と信じてしまう状態を指す。
中国外務省の秦剛報道官は先月30日の定例記者会見で、世界的な権威を持つイギリスの経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に対し、このような言葉を用いて歯に衣(きぬ)着せぬ批判を繰り広げた。また、日本の有力紙・朝日新聞が先月18日、「金正雲氏が6月10日前後に中国を訪問し、同国の指導者らに会った」と報じたのに対し、秦報道官は「(イギリスの小説・映画)『007』みたいな話だ」と皮肉った。その上で秦報道官は「皆さんは前回、わたしの東洋的な含蓄のある表現を理解してくれなかったようだ。この際、窓に張ってある紙を破ろう(はっきりさせようの意)。報道された事実は存在しない」と述べた。
世界の有力紙と中国外務省の報道官の間で繰り広げられている口論は、われわれに苦々しい思いをさせている。たとえ世界的な権威を持つ新聞であっても、誤報を出す可能性がないわけではない。また、北朝鮮の問題に関し、北京を未確認情報が飛び交う「うわさだらけの都市」にしてしまった責任は中国政府にある。金総書記という一国の最高指導者が中国を訪問しても発表すらせず、また韓国や日本のメディアによる追跡取材で訪中の事実が明らかになったことも1度や2度ではない。
中国外務省は「中国と北朝鮮は正常な2国間関係だ」とオウムのように繰り返しているが、実際には正常とはいえないという点が重要だ。中国は「韓半島(朝鮮半島)の非核化はわが国の一貫した政策だ」と主張しながら、北朝鮮が核実験を2度も行ったのに対し怒りを見せることもない。また、北朝鮮に対する制裁措置を講じようとしている世界の国々の足を引っ張っているのもまた中国だ。一方、金総書記は中国の特使が平壌を訪れるたび、「朝鮮半島の非核化は故・金日成(キム・イルソン)主席の遺訓だ」と言いながら、核実験をやってのけた。
北朝鮮だけが中国の周辺国ではない。中国と国境を接する国は、ベトナム、ミャンマー、パキスタン、インドなど10カ国以上もある。これらの国と中国はおおむね、正常な2国間関係を維持している。しかし北朝鮮とだけは、ベールに包まれた部分が多い、内縁関係のような状態にある。そんな中国と北朝鮮が取っている行動は、一定期間が過ぎた後になって、ようやく実情が明らかになることがある。1994年、金日成主席が死去した直後、長男の金総書記が権力を引き継ぐ上で、中国が決定的な役割を果たしたのがその例だ。当時、米国も日本も、そして韓国も実情を十分に把握していなかったが、中国は、最高指導者のトウ小平氏(故人)や江沢民国家主席、李鵬首相が送った弔電で「わが国は朝鮮人民が金正日氏を首班とする朝鮮労働党を中心に団結することを望む」と伝えていた。
朝日新聞やFT紙が報じた金正雲氏の訪中説は誤報である可能性が高い。だが、朝日新聞の報道に対し、中国外務省の報道官が「『007』みたいだ」と主張したにもかかわらず、その後FT紙が大々的に報じたのは、「中国政府はうそつきだ」という判断が背景にあったためだと考えられる。中国政府が北朝鮮と、正常とはいえない「内縁関係」を維持しつつ、しかるべき発表をしてこなかったがために、朝日新聞が「小説」を書き、FT紙が「走火入魔」の状態に陥ったのだ。世界的な権威を持つ新聞が誤報を出すようなことはあってはならないことだが、両紙に対し同情の念を禁じ得ないのは、こうした理由があるためだ。
北京=朴勝俊(パク・スンジュン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
>「走火入魔」とは、気功の修練をしている最中に呼吸の仕方を誤り、精神錯乱状態に陥ることをいう。ありもしないことを「ある」と信じ、本当のことを「ない」と信じてしまう状態を指す。
ここ、ワロタ。
【コラム】朝日新聞とFT紙のための言い訳
「これほどまでの執着ぶりには尊敬の念すら覚える。しかし、(北朝鮮の金正日〈キム・ジョンイル〉総書記の三男・正雲〈ジョンウン〉氏が中国を訪問したという)あの報道は、ありもしない事実をでっち上げたものだ、というのがわたしの答えだ。中国語には“走火入魔”という言葉があるのをご存じだろうか」
「走火入魔」とは、気功の修練をしている最中に呼吸の仕方を誤り、精神錯乱状態に陥ることをいう。ありもしないことを「ある」と信じ、本当のことを「ない」と信じてしまう状態を指す。
中国外務省の秦剛報道官は先月30日の定例記者会見で、世界的な権威を持つイギリスの経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)に対し、このような言葉を用いて歯に衣(きぬ)着せぬ批判を繰り広げた。また、日本の有力紙・朝日新聞が先月18日、「金正雲氏が6月10日前後に中国を訪問し、同国の指導者らに会った」と報じたのに対し、秦報道官は「(イギリスの小説・映画)『007』みたいな話だ」と皮肉った。その上で秦報道官は「皆さんは前回、わたしの東洋的な含蓄のある表現を理解してくれなかったようだ。この際、窓に張ってある紙を破ろう(はっきりさせようの意)。報道された事実は存在しない」と述べた。
世界の有力紙と中国外務省の報道官の間で繰り広げられている口論は、われわれに苦々しい思いをさせている。たとえ世界的な権威を持つ新聞であっても、誤報を出す可能性がないわけではない。また、北朝鮮の問題に関し、北京を未確認情報が飛び交う「うわさだらけの都市」にしてしまった責任は中国政府にある。金総書記という一国の最高指導者が中国を訪問しても発表すらせず、また韓国や日本のメディアによる追跡取材で訪中の事実が明らかになったことも1度や2度ではない。
中国外務省は「中国と北朝鮮は正常な2国間関係だ」とオウムのように繰り返しているが、実際には正常とはいえないという点が重要だ。中国は「韓半島(朝鮮半島)の非核化はわが国の一貫した政策だ」と主張しながら、北朝鮮が核実験を2度も行ったのに対し怒りを見せることもない。また、北朝鮮に対する制裁措置を講じようとしている世界の国々の足を引っ張っているのもまた中国だ。一方、金総書記は中国の特使が平壌を訪れるたび、「朝鮮半島の非核化は故・金日成(キム・イルソン)主席の遺訓だ」と言いながら、核実験をやってのけた。
北朝鮮だけが中国の周辺国ではない。中国と国境を接する国は、ベトナム、ミャンマー、パキスタン、インドなど10カ国以上もある。これらの国と中国はおおむね、正常な2国間関係を維持している。しかし北朝鮮とだけは、ベールに包まれた部分が多い、内縁関係のような状態にある。そんな中国と北朝鮮が取っている行動は、一定期間が過ぎた後になって、ようやく実情が明らかになることがある。1994年、金日成主席が死去した直後、長男の金総書記が権力を引き継ぐ上で、中国が決定的な役割を果たしたのがその例だ。当時、米国も日本も、そして韓国も実情を十分に把握していなかったが、中国は、最高指導者のトウ小平氏(故人)や江沢民国家主席、李鵬首相が送った弔電で「わが国は朝鮮人民が金正日氏を首班とする朝鮮労働党を中心に団結することを望む」と伝えていた。
朝日新聞やFT紙が報じた金正雲氏の訪中説は誤報である可能性が高い。だが、朝日新聞の報道に対し、中国外務省の報道官が「『007』みたいだ」と主張したにもかかわらず、その後FT紙が大々的に報じたのは、「中国政府はうそつきだ」という判断が背景にあったためだと考えられる。中国政府が北朝鮮と、正常とはいえない「内縁関係」を維持しつつ、しかるべき発表をしてこなかったがために、朝日新聞が「小説」を書き、FT紙が「走火入魔」の状態に陥ったのだ。世界的な権威を持つ新聞が誤報を出すようなことはあってはならないことだが、両紙に対し同情の念を禁じ得ないのは、こうした理由があるためだ。
北京=朴勝俊(パク・スンジュン)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
>「走火入魔」とは、気功の修練をしている最中に呼吸の仕方を誤り、精神錯乱状態に陥ることをいう。ありもしないことを「ある」と信じ、本当のことを「ない」と信じてしまう状態を指す。
ここ、ワロタ。
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1835396/fn4zbfma4kawa4k6b8c0bd8_1/174.html